外務省を知るためのイベント

私立須磨学園高等学校の皆さん

平成26年10月23日
私立須磨学園高等学校の皆さん(記者会見室)
 平成26年(2014年)10月23日(木曜日),外務省に兵庫県私立須磨学園高等学校の皆さん(2年生15名,引率教員1名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

  • (1)「顕彰の像」,「中庭」見学
     明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
  • (2)「記者会見室」見学
     記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
  • (3)「国際会議室」見学
     国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行い,同時通訳ブースを案内しました。
    • (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
    • (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
      質問一例:
      • 海外から見た日本の魅力は?
      • どれくらいの人数の職員が海外で働いているのか?
      • 大学でどのような勉強をすれば,外務省に入ることができるのか?
      • ルーマニアの生活で苦労したことはあるか?
      • ルーマニアの大学は日本の大学とどう違ったか?

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

  • (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
    • (ア)省内全般
      • 女性職員がいきいきと仕事している様子と日本風の枯山水の中庭を見て,素敵だと思った。
      • 同時通訳ブースの設備,同時通訳者の説明。
      • 記者会見室に話し手の顔写りをよくするためにレフ版が置いてあったり,各テレビ局とつながっているケーブルが置いてあったこと。
    • (イ)省員の話・様子
      • 外務省の話をしてくれた人も省内を案内してくれた人も,とてもいきいきとして話していたこと。
      • ルーマニアで勤務していた人の話で,現地で留学先の大学や家をすべて自分で決めなくてはならなかったこと。
      • 女性職員が多く,全体の1/4以上を占めていること。
      • 5~10年周期で,日本と海外勤務を繰り返すこと。
      • 理系でも外務省で働いている人がいること。
      • 対米,対中での活動がニュースなどで目立つけれど,ヨーロッパの小国との外交も精力的に行われていたこと。
      • 様々な工夫がされている外務省の世界との関わりの方法が具体的に分かった。日本と世界とのコンタクトの取り方などを理解できた。
      • ルーマニアの話を聞き,ルーマニアという国の存在が近くなった。
  • (2)感想・意見など
    • 案内や質疑応答してくれた人達がとても丁寧に説明してくれて,外務省への理解が深まった。ためになる経験だった。
    • 殉職した人もいると聞いて大変な仕事だと思った。でも,国際関係にとっても重要で,日本の窓口となる大切な機関だと知ることができた。
    • とても堅苦しい場所だと思っていたが,外務省で働く人の熱い思いを聞いたり,留学中の話を聞いたり,さらに省内に日本庭園があり,働いている人達が前より身近に感じられた。今までほとんど外務省のことを知らなかったので,たくさん話を聞くことができて良かった。
    • ある意味,男女平等がとても進んでいると思った。国外との活動に対して批判などもあると思うが,頑張って下さい。
    • 外務省はすごく遠い存在のように感じていたが,今日見学をさせてもらって外務省を目指したいと思った。将来に大きく関わる話を聞かせて頂き,ありがとうございました。これから勉学に励み,ぜひ外務省に入省できるよう努力したいと思う。
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