外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立市原中央高等学校の皆さん
平成26年9月22日

平成26年(2014年)9月22日(月曜日),外務省に千葉県私立市原中央高等学校の皆さん(2年生32名,引率教員3名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(千葉県出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外務省職員の仕事はどのようなものか
- 何カ国語ぐらい話せ,いつその語学力を身につけるのか?
- 理系・文系,あるいは出身学部・学歴により職種・出世は変わるのか?
- ODAについて詳しく知りたい
- 首相・大臣・事務次官レベルの外交とは?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 普通のオフィス内のような構造をしていた。
- 女性のための休憩室や診療所や日本式庭園があること。
- 同時通訳者が仕事する場所(同時通訳ブース)
- 記者会見室の会見台にちょっとした仕掛けがあること。
- (イ)省員の話・様子
- いくつかの部署を転々としながら,職業人生を過ごすこと。
- 大学の学部によって仕事の内容が左右されないこと。
- 各言語に専門家がいること。
- ODAについての詳しい説明。3種類の援助方法のどれも素晴らしいと思った。
- 外交は日本の「平和」と「安全」を確保するためであること。
- 省員の体験談を聞いて,難しいことだけでなく楽しいことなどもあると分かった。
- 一言に外務省と言っても,多方面で活躍していること。
- 東日本大震災のときに外国の人達が日本のことを考えていてくれたこと。嬉しかった。
- 総理の会談の準備をしたりする仕事をしていること。
- 外国に滞在して現地の人と関わりを持ったり,日本と外交との関係をつなぐ仕事をしていること。
- 案内人がとてもユーモアがあり面白かった。また,実際に海外勤務経験のある職員から話が聞けて,外務省の中にも色々な職種があることを知った。
- 外務省で働くのに資格は必要ないこと。
- 外務省員は総合職,専門職,一般職と大きく3種類に分けられること。
- 総理と省員とのツーショット写真。インパクトありすぎです。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 多くの国際的な問題を取り扱っている外務省だが,今回の話を聞いて少し入りたくなった。
- 想像していたのと雰囲気が違うところも,見たことがあるものもあって興味深かった。
- 来るまで何も分からなかったが,丁寧な説明のおかげで部分的ながら外交のことを知ることができ,良い経験になった。
- 世界とのつながりを保ちながら,日本の平和のために働く外務省の方々が素敵だなと思った。
- 今までも少し外務省で働くことに興味があったが,今回の見学でますます外務省で働いてみたいと思うようになった。
- 今回の訪問で外務省に対する見方が大きく変わった。初めは「堅苦しいもの」というだけの印象しかなかったが,省員の話を聞いて,「誰でもなることができ,国や世界のために役立てるすばらしい仕事」という印象を強く持つことができた。
- ODAや外交との関わりが見られて面白かった。
- とても興味がわいたのと,なりたい職業の一つになった。英語以外にも語学をもっと身につけたくなった。
- 国民のためやりがいを持って取り組んでいることを強く感じた。色々な場所を率直な言葉で紹介してくれたり,具体的でメッセージ性のある話をしてもらったりなど,生徒の良い刺激になったと思う。(引率教員)
- 本日を楽しみにしていた生徒も多く,貴重な体験をさせてもらった。次年度以降も他学年生徒の引率をして訪問したいと思う。(引率教員)