外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)外交講座
金沢大学
平成26年6月27日


平成26年6月27日(金曜日),金沢大学に向賢一郎中東アフリカ局中東第一課長を派遣し外交講座を行いました。
テーマ:現代の中東を巡る国際関係
講演内容:
- 中東地域とは
- イスラムとは
- 「アラブの春」
- イラク情勢
- シリア情勢
- 中東和平
- 安倍総理の中東訪問
- 日トルコ関係
参加学生からの質問:
- 日本が中東などの紛争に臨むに当たっては軍事面より平和構築主体で良いのではないか。
- イスラムの人は日本に対して独自の親しみを感じていると言うが,イスラムと日本の草の根レベルでの関わりやつながりにはどのようなものがあるか。
- 講師の外交官人生の中で,難しかった外交交渉などを紹介して欲しい。
- 外務省専門職試験を受けるにはどうしたらよいか。専門職はやりがいのある仕事か。
- 中東における日本と韓国との協力関係如何。
- 外交官になるためには大学時代をどのように過ごせば良いか。何を勉強すれば良いか。
参加学生の感想:
- シリア情勢に対する日本の立場や安倍総理の中東訪問の狙いなど今まで知らなかったことを知ることができて良かった。
- 日本はアラブ諸国から好意的に受け入れられているという点が興味深かった。
- 中東への外交政策にあまり積極的に情報収集を行おうとしてこなかったので,今回の話で初めて知ることが多く,これからはもっと外交政策について知っていこうと思った。
- 元々外務省に興味があったが,ますます興味を持った。
- メディアの情報では,日韓や日中,日米の対外関係やクリミアについて多く報道しているが,それ以外にも多くの国とつながりを持っていて,どことのつながりも大切にしていることが分かった。
- 日本は独自のアイデンティティを持って外国と関わっていると感じた。欧米諸国の言いなりになっている部分もあるのでは,と考えていたが,あくまでも平和を重視して中東に働きかけようという姿勢があることが分かった。
- 実際に外務省で働いている方の話を聴くことで,外務省をかなり近くに感じたし,信頼のようなものも強くなった。