外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立浦和学院高等学校の皆さん
平成26年6月10日

平成26年(2014年)6月10日(火曜日),外務省に埼玉県私立浦和学院高等学校の皆さん(3年生17名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(3)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)行いました。
(ア)外務省員(埼玉県出身)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- どうしたら大使館で働けるのか?
- 外務省に入るためにどのような勉強をしたら良いか?
- なぜ外務省に入ろうと思ったのか?
- 仕事のやりがいは?苦労したことは?
- インド在勤中に印象に残ったことはあったか?
- 外務省から国連などの国際機関に出向する機会はあるか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 様々な国の外交官の車が駐車していたこと。
- 陸奥宗光公の像とその像を建設した由来の話。
- もっとかしこまったところかと思っていたが,レストランや女性のための休憩室があり想像と違っていたこと。
(イ)記者会見室
- 会見台に顔写りを良くする銀の版がおいてあること。会見台の高さが調節できること。
- ほぼ毎日会見が行われていること。
- 会見台に立てたこと。まさか立てるとは思わなかったので嬉しかった。
(ウ)省員の話・様子
- かなりお堅い人達ばかりだと思っていたが,面白くて良い人ばかりだったこと。
- 実際に働いている人から実際の仕事内容を聞いたこと。とてもためになった。
- 自分達が安全に海外で働いて,住める生活の基盤をしっかりと考えてくれていること。
- 思ったよりも楽しみながら仕事をしていること。
- 外務省が自分たちの生活と深く関わっていること。
(2)感想・意見など
- 普段中々見ることのできない場所を見学できたり,職員と話すことができたりと貴重な体験をさせてもらった。自分も将来,外交や海外の場で活躍できるような人になれるよう頑張ります。
- 今まで自分たちの生活とはかけ離れている仕事だと思っていたが,今日の訪問で身近な存在になった。外務省の仕事について新たな発見ができて,とても為になった。
- 今まで自分とは関係のないことだと思っていたが,自分のカナダ留学も,外交を良くしてくれたおかげのものだと分かり,イメージが良くなった。
- もっと堅い所かと思っていたが,明るく楽しい場所だった。とても楽しい見学だった。
- 職員一人一人がとても責任ある仕事をしているのに,自分がそのことを知らなかったのはとても恥ずかしいことだと思った。今回訪問することができて良かった。進路にも生かして行こうと思う。
- 外務省の人が何をしているか今まで全く知らなかったが,省員の話をはじめ,外務省内を廻ったりして,自分が思っていたより自分たちに近い存在なんだと思った。
- 進路に少しでも繋がったと思うので,訪問できてよかった。今後ともよろしくお願いします。(引率教員)