小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
私立上智福岡高等学校の皆さん
平成28年3月28日

平成28年(2016年)3月23日(水曜日)外務省に私立上智福岡高等学校(1年生15名及び引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光伯 の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。 - (ア)外務省員(福岡県出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 日本は世界の国々にどのような支援をしているのか?
- 国際交流の活動では具体的にどのようなことを行っているのか?
- 外交官になるにはどのような資格が必要か?
- 外交官にはどのような人が向いているのか?
- 個性的な外交官は存在するのか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 大臣専用のエレベーターがあること。
- 記者会見の時,会見台を上げ下げできたり,発泡スチロールに銀紙がはってあり,見栄えをよくすることができること。
- 外務省はモノさびしい感じかなと思ったけれど,庭園があったりユニークな所が多かった。
- 働く女性のための休息室や,予防接種を受けることのできる診療所など,快く働ける環境があったことにびっくりした。
- (イ)省員の話・様子
- 半数以上の職員が海外勤務だということ。
- 世界に265の大使館があるが,実館としてあるのは215だということ。
- 職員の方のお話の中の「外交官にとって大切なものは」という質問への答え。
- 色々な物に好奇心を持つことが大事であるということ。
- 他国を援助する際,その国々によって援助の仕方が違うこと。
- 外務省にいる方々は「超」がつくほどのエリートで,そういう人達は元々持っている才能などが全く違うと勝手に想像していたが,英語がそんなに出来たわけではなかったという話を聞いて,少し自信がでた。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 日本と他国との関係を良好なものにするために,外務省員は頑張ってくれていると理解できた。国際関係には興味があったが,初めて外務省を訪れて知識が増え,視野が広くなった。
- 外交官という仕事を通じて発展途上国の援助などをしていて,とても良い印象を受けた。外交官については,外交官になった人の考えを知ることができた。
- 今回外務省に来るのが初めてだったので,見るもの全てが印象に残りました。新聞やテレビで見る記者会見室などはとても印象に残りました。少し話が難しいところはありましたが,外務省について興味を持つことができました。
- 今まで暗いと思っていたのに,明るく優しく日本と他国をつなげていることを知ることができた。今日はすごくためになる話がたくさん聞けました。
- 英語が苦手だから無理だと考えるのではなく,~がしたいから英語を勉強しようと思うようにしたい。
- 外務省とは,日本と世界各国をつなぐ大事な機関だと改めてわかりました。
- 普段なかなか入ることのできない所で,具体的なことを知ることができて,今後に役立ちました。
- 外務省は海外との交流でなくてはならないものであると,改めて感じることができました。
- 来るまではもっと厳格な雰囲気だと思っていたけれど,実際来てみると皆さんフレンドリーで,個性豊かそうな方が多くて,とても働きそうだと思ったしイメージが良くなりました。実際に色々なお話を聞いて,国際交流と行ってもさまざまな面から様々な国とつながっていることを知り,それを行っている外務省にとても興味がわきました。