小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
私立開智中学・高等学校の皆さん
平成28年3月25日

平成28年(2016年)3月22日(火曜日)外務省に私立開智中学・高等学校(2年生24名及び引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の 死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し, その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。 - (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外務省の人達は通訳以外にどのような仕事をしているのか?
- 総理大臣の海外訪問時にどのような仕事があるのか?
- 話せるのは何カ国語か?
- 年にどれくらい海外に行くのか?
- 必要な資格はあるか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 庭がキレイ。
- 玄関のセキュリティ。
- 事務ばかりしていると思ったが,記者会見室や会議場などがあった。
- 食堂が充実しているなあと思った。
- (イ)省員の話・様子
- 仕事に思ったより幅があること。
- 英語の試験など,特定の資格を持っていなくてもなれること。
- インドネシアのマックの定番がご飯であること。
- 外国と良い関係を保つために仕事をしていること。
- インドネシア語など,外務省に入るときに決められた言語を必ず覚えなくてはならないこと。海外の学校に行って,その言語を学ぶこと。
- 外国に住んでいる日本人の小中学生は7万人(小学生5万人,中学生2万人)いること。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 女性のための部屋があったりして,女・男と差別することなく自分のやりたいことができそうな場所だと思った。とても楽しくて,外務省についていろいろ知ることができてよかったです。
- いろいろな国と交流していて,おもしろそうだと思った。
- 危険な国に行って外交する外交官には,命を落としてしまった人がいると聞いて,驚いた。外交官は命をかけていると分かり,スゴいと思いました。外国のことや外務省の仕事についてくわしく知ることができたので,良かったです。
- 何をするのか分かっていなかったけど,国のために仕事をしているのがスゴいとおもった。外務省について知ることができました。分かりやすかったです。
- 入省してから言語を覚えなくてはならないのは大変だなと思いました。留学できるのはスゴいと思いました。
- 外国と日本をつなぐ大切な役割をしていることが分かった。おもしろかったです。
- 将来について,外務省のことについて詳しく知ることができたし,こういう職業もあるんだと知ることができました。また,外務省は貿易や,大統領などの偉い人とコミュニケーションを取ることによって,日本と外国との関係を深めるために必要な仕事で,重要な役割を果たしていることをよく知ることができました。外務省の大変さ,そして重要さを知ることができるいい体験でした。英語ができなくてはいけないというわけではなくて,やらなくてはいけない言語をしっかりと身につければいいということが分かりました。
- 外国は日本と違うところが多くて,何が違うのか,また日本との共通点または似通っている所は何か?と考えたことが何度かあって,今回の外務省訪問でより外国について知りたいと思うようになった。