国際情勢講演会

主催:日本国際連合協会福岡県本部

平成28年4月6日
2月25日(木曜日)(福岡市)
2月25日(木曜日)(福岡市)
2月26日(金曜日)(北九州市)

 平成28年2月25日(木曜日)にアクロス福岡(福岡市)及び2月26日(金曜日)に明治学園中学高等学校(北九州市)において,外務省総合外交政策局海上安全保障政策室片山芳宏室長による国際情勢講演会が開催されました。講演終了後には活発な質疑応答が行われました。

演題:「海賊問題から見る海上安全保障」

講演要旨

 海賊の定義と東南アジア及びギニア湾海域での海賊発生状況等も概観の上,ソマリア沖・アデン湾での海賊事件の急増を受けた日本の対応に関し,以下を中心に紹介した。
(1)ソマリア沖海賊対策コンタクトグループでの検討への積極参加と貢献,
(2)自衛隊による海賊対処行動の概要と国際社会からの高い評価,そして,
(3)基礎サービス改善,治安向上及び国内経済活性化の各視点からのソマリア支援

その上で,日本は国際社会における海洋秩序の安定・維持に積極的に貢献する必要があること,そして,そのための基本指針として「海における法の支配の三原則」を提唱していること等を説明した。

参加者の感想・意見(抜粋)

  • 国際情勢が自分の身近な問題だという事をあらためて考えた。実際に外交に携わっている生の声を聞くことができ良かった。
  • 海賊対策で日々積極的に努力している日本の状態が具体的にわかった。
  • なかなか聞けない話を聞くことができ,有意義な講演だった。
  • 難しいテーマかと思っていたが,大変わかりやすくお話いただいた。
  • 日本の世界における信頼の厚さが良く理解できた。
  • 海賊について初めて詳しく知った。アニメであるようなものかと思っていたが,現状は厳しく悲しいものだと知った。もっと知識を深めたい。
  • とても深みのある内容で,機会があればまた聞きたいと思った。
  • 環境問題,人種差別,紛争に関しても講演を聞いてみたい。

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