小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
富山県立高岡高等学校の皆さん
平成28年3月9日

平成28年(2016年)3月4日(金曜日)外務省に富山県立高岡高等学校(1年生13名及び引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです
1 主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(同校OB)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外交官になって大変だったことは?また良かったと思ったことは?
- 1日の中でどれくらい外国の人と話をするのか?
- デスクワークはどんなことをしているのか?
- 今,日本が外国に行っている大規模な支援にはどのようなものがあるのか?
- 海外の大使館で働いているときの生活は?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 外務省のマークが「外」でできていること。
- 記者会見をしているときに同時通訳する人がいること。また,その人が民間人であること。
- (イ)省員の話・様子
- アフリカなどの不健康地域での外交も積極的に行っていること。
- 外交官は常にコミュニケーション能力が求められ,人脈を作ることが大切だということ。
- 私たちが払った税金は,日本のための外国支援や外交に使われていること。
- 外務省に入った後に留学先や専門語を決められること。
- 外務省で働いていて,外国で命を落とされる方がいること。
- 外務省での仕事は外国人と話すことなどが中心だと思っていたが,デスクワークの方が多いこと。
- 会議を開く際に裏で支えている人達の多さや,常日頃の日常業務にあたっている職員の方々の苦労を聞いた。
- 直接外務省の人から話を聞くことができたので,たくさん外務省の仕事について知ることができた。
- (ア)省内全般
- 感想・意見など
- 今日は実際に,日本を動かしている「外務省」を見ることができて,より外交問題が身近に感じられるようになりました。先輩から貴重なお話も聞けて,より興味がわきました。
- 外務省と聞くと,どうしても華美なことをしているというイメージが合ったが,殉職する人の話などを聞いたりして,苦労をしている職員の姿を知ることができた。
- 訪問する前までは,踊ったりお酒を飲みあったりしているという印象でしたが,話を聞いているうちに,ちゃんと日本のために仕事をしているということが分かり,すばらしい職業であるという印象になりました。
- 外務省に関する知識をたくさん得たことで,より身近なモノとして感じられるようになり,ニュースで報じられる表面的な物事の真意を知ることができた。楽しかったです。
- 訪問する前は,外国と日本をつなぐお仕事で,世界中を飛びまわれるし楽しい仕事だと思っていましたが,実際にはお仕事中に命を落とされる方もいると聞いて,体を張って仕事されているんだなと思いました。見学とても楽しかったです。外務省に興味を持ちました。
- 実際に仕事を見せて頂いたわけではないので分からないですが,堅苦しい場所で怖い外交官が勤務されていると思っていたが,イメージとは全然違った。
- 今まで外務省がどのような仕事をしているのか全然知らなかったので,たくさんの情報を知ることができたから印象が良くなった。外国人と関わりを持つ難しい仕事をされていて,危険も多いので,とてもやりがいのあるすばらしい仕事だと思った。貴重な体験をたくさんさせていただき,ありがとうございました。これからの進路選択に活用していきたいです。
- 外務省の方々が,色々な形で国のために働いていらっしゃることを知り,また外務省の中にも様々な仕事があることを知り勉強になりました。今日は大変有意義な時間をありがとうございました。
- 場所によっては命の危険性を抱えながら仕事をしていると知り,カッコいいと思った。日本のため,世界のために働くところが良いと感じた。