小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
私立スイス公文学園高等部の皆さん
平成27年12月28日

平成27年(2015年)12月22日(火曜日)外務省に私立スイス公文学園高等部(高校1~3年生17名及び引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- やりがいを感じる瞬間は?
- 外務省に勤めようと思った動機は?
- 安保法制の外交的意味は?
- ロシアでの給料はルーブルでもらっていたのか?
- 大学では何を専攻していたのか?
- 外務省に学閥はあるのか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 女性のため休息室などがあり,女性に優しい職場だと思った。
- 日本庭園,大臣専用エレベーター,ローソン外務省店など,国家的,庶民的の混在が印象的だった。
- (イ)省員の話・様子
- 外国との関係を良くしようと頑張っていること。
- 職員の個人個人のレベルが高い事。給料が高い楽な職かと思っていたが,日本の外との繋がりのために日々働いていることが分かった。
- グローバルな視点に立って様々な問題を解決していること。自分も外務省で働いてみたいと思えた。
- 外務省の人々の活躍を知ることができた。
- 案内してくれた方々や警備関係の方々は,明るい印象の人が多かった。意外と気さくな人が多かった。
- 話してくれた方がとても丁寧だった。
- (ア)省内全般
- 感想・意見など
- “外交”とは何かということについて深く考えることができて,とても良かったです。
- 頭の硬いお年寄りが集まっているのかと思ったら,意外とそうでもなく,世界の人達と関わるには今日案内,説明してくれた人達のような人格者でなければならないと思った。
- はっきりどのような仕事をしているかなど全く知らなかったので,それが分かった分,とても印象が変わった。個人的に外務省が安保法にどのように関係しているのか興味があったので,とても良い経験になりました。
- 今まで外務省について詳しく知らなかったので,今回新しい発見が多く,実際に働いている人の意見を聞くことで,自分の中で新しい意見,考えが生まれて外務省への印象も変わった。
- テレビやインターネットだけをうのみにするのは駄目だと考えさせられました。また,友達の間でも世界について意見を言い合いたいと思いました。これから自分もグローバルな視点から物事を考えられる人になりたいと思います。そのために情報収集を心がけ,それを的確に判断する力を身に付けたいです。
- 将来,外務省の職員か国連の職員になりたいと思っている。色々裏話が聞けて,今回はとても楽しかった。
- 以前から外務省,外交官に興味を持っていたため,本職の外交官の方たちに直接案内やお話していただき嬉しかった。海外での高校生活のため,日本の良さを世界へと強く発信してきたいと強く感じた。