小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
茨城県立土浦第一高等学校の皆さん
平成27年11月26日

平成27年(2015年)11月20日(金曜日)外務省に茨城県立土浦第一高等学校(1年生10名及び引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(同校OB)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外務省に勤めて良かったと思ったことは?ワクワクしたことは?
- 先日パリでテロ事件があったが,海外に行くときに気をつけるべき事は?
- 外交官になろうと思ったきっかけは?
- 日本の中枢で働いていて責任を感じるときは?
- 他国と比べて日本の外務省員の人数は比較的少ないそうだが,少ない人数で仕事は回っているのか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 日本文化を知らせるという点で,庭園が整備されていて感動した。
- 記者会見室に同時通訳をする場所があったこと。また,会見台が上下に動いたり,顔写りを良くするレフ板が置いてあったこと。
- (イ)省員の話・様子
- 実際に外交官として働いている方から,外交関係のご意見を聞けたこと。外交官としての仕事は多岐にわたり,全てのことに秀でていなくとも自分の長所を生かすことができると感じた。
- 総理大臣の身の周りへの気配り。秒刻みで動かなければならないことにとても驚いた。
- 世界と密接に関わる外務省の仕事の忙しさや危険さ。その分やりがいやワクワクすることが沢山あること。
- 国のためにさまざまな問題を解決していること。すばらしいと思った。
- 緊急の出動もあること。仕事とは柔軟にやらなくてはならないのだと思った。
- (ア)省内全般
- 感想・意見など
- 5千人ほどの職員がいらっしゃるとのことですが,その一人一人がそれぞれに責任を持ち,多様なお仕事をこなしているのだと思いました。日本の外交を支えている機関ですが,それを更に小さなことから積み重ねているのだと思いました。
- ドラマなどのイメージとは違い,身を粉にするような努力をされていることが分かった。
- 外務省は自分にとってかなり遠く,雲の上の場所のようなイメージがありましたが,今回の訪問で身近に感じることができた。今日の外務省訪問では,普段生活していては絶対にできない貴重な体験ができました。
- 外務省の見学をして,世界のことに更に興味を持つようになった。新聞やニュースをたくさん見たいと思った。
- 最初はすごく堅苦しいイメージがあったけれど,外国とかかわることで新しいことが分かったりして楽しそうだった。
- 以前から外務省については興味があったのですが,今回お話を聞かせて頂き,外務省に行きたいと思いました。女性にやさしい職場ともうかがったので,目指したいです。
- 外務省で働いていると何年かごとに働く場所が変わって,慣れないうちに異動になりそうだから大変そうだけど,大きく日本や世界を動かすことができて,スゴいと思った。
- 今まではぼんやりとしとしたイメージしかなかったが,本日の訪問で国の重要な役割を担っていることが分かり,身の引き締まる思いだった。