小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
私立新潟明訓高等学校の皆さん
平成27年10月28日

平成27年(2015年)10月22日(木曜日)外務省に新潟県私立新潟明訓高等学校(2年生17名及び引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- どのような高校生活を送っていたのか?
- 外国からの会談の要請を断ることはあるのか?
- 安倍総理の発言は世界にどれくらいの影響を与えているのか?
- どの国にいくら経済支援するかは,どうやって決めているのか?
- 外相会談での大臣の発言ポイントを調整するのに,どれくらいの時間を要するのか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 中庭の美しさ。
- 中央玄関口にある殉職された職員のための碑。命をかけて仕事されていることが分かりました。
- コンビニなど様々な設備があって,働きやすい職場だと思いました。
- (イ)省員の話・様子
- 陰ながら日本を支えていること。
- 他国の大臣が訪問されたとき,日本の大臣に言ってもらいたいことを各担当でまとめるのに1ヶ月かかること。
- 様々な仕事内容を細やかに知ることができた。
- 外務省は女性の比率が4分の1くらいであること。
- 総務の外交問題に関する発言の裏側では,外務省の職員の努力がたくさんあること。
- 入省してから担当の言語を覚えること。
- (ア)省内全般
- 感想・意見など
- 男女ともに育児休暇がある,休みもしっかりしているなど,職員のことを考えた組織だと感じる事ができた。
- 外務省の職員の方々のおかげで,世界の国々と日本がつながっているということが分かった。今回は外務省を訪問することで,職員の方々が一生懸命頑張っている姿を見ることができ,非常に良い経験ができました。
- 色々なことに対して(女性など),配慮がとても行き届いていると感じた。質疑応答の時間をもう少し長くしていただけると嬉しいです。
- 厳格なイメージが少しなくなった。思っていたよりキレイだった。質疑応答のフォームをウェブに設置してほしい。
- 日本という国は豊かなだけではなく他国のためにも働きかけ,また自国のためにも尽力を尽くしている外務省の職員のすばらしさを知ることができた。
- 職員の皆さんは自分が考えていたのより,とてもハードに働いていた。普通なら入れない所に入れてくれたり,貴重なお話を聞かせてもらって本当に良い経験になりました。
- 税金の使い道を知ることができた。とてもためになる情報ばかりで,来て良かったと思いました。
- 案内してくれた職員,説明してくれた職員共にとても親切で,様々なことに答えていただいた。熱心にお話しいただき,ありがとうございました。(引率教員)