小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
兵庫県立神戸高等学校の皆さん
平成27年8月28日

平成27年(2015年)8月25日(火曜日),外務省に兵庫県立神戸高等学校の皆さん(2年生25名,引率教員3名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(同校OB)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- アメリカでの生活で特に想い出に残る楽しかったことは?
- 外務省で働いていると色々な国の方と出会うと思うが,外国の方と良い関係を築くために心がけていることはあるか?
- どうして70年前の戦争について,日本は謝罪を続けなければならないのか?
- ISは日本を敵とみなしているそうだが,今後海外渡航に危険が伴う可能性はあるか?
- 高校英語の勉強の仕方について。
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 様々な国の方がいらっしゃって,とてもかっこよく見えた。また,エレベーターの前で偶然副大臣にお会いできて,とても気さくに接してくださったこと。
- 同時通訳ブース。通訳さんがすぐに英語に訳していたこと。
- (イ)記者会見室
- 大臣が会見する際の台が上下したり,顔写りを良く見せる板などがあり,ただ会見できるだけでなく工夫されていると思った。
- 会見台のマークが外務省の「外」を表していること。
- 毎日のように記者会見が行われていること。
- 記者クラブが記者会見室のすぐ側にあること。
- (ウ)省員の話・様子
- 外国人との自国の利益を守る関わり方について。
- 外務省は外国の人と議論するだけではなく,国内向けにも良く発信していること。
- 2~3年の語学研修や自分の担当言語の国で働くという経験をしなければならないこと。
- 先輩の職員の方の説明がとても丁寧で,色々な国と関われる素敵な仕事だと思った。
- 外交官の信念をお聞きして,かっこいいと思った。
- 外国との関係を取り持つ外交官ならではの視点からのお話。外務省での仕事や外交官の仕事など,普段はあまり聞けないお話を聞き,その深さに感動した。
- 国のために命をかけて働いていること。ドラマとかでパーティーをして,ごはんを食べてというイメージがついてしまっていたので,やはり危険で命がけの仕事であるということを知った。
- 先輩の話がとても興味深くて面白かった。人生において参考にある話がたくさんあった。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 外務省は少し怖いイメージがあったが,そんなことはなく,世界との架け橋になる主要な場所だと思った。
- みなさんとても優しく,また親切で,かたくるしいイメージが少しなくなりました。
- あまり外務省について知らなかったのですが,笑顔が飛び交うとても良い所だと思いました。
- 外交官の方々が命がけで仕事をしていることが伝わった。外交官という仕事に興味がとてもわきました。
- 外交官の仕事についてほとんど知らなかったので,ドラマなどとは全く違って驚きました。中山副大臣とお会いすることもできて,とても楽しい時間でした。案内していただき,本当にありがとうございました。
- 外交官の方は外国の方と色々な側面を考慮して話し合っていると知り,感動しました。また,楽しんで仕事をされているところも好感が持てました。
- とても貴重な経験をさせて頂けて,とても楽しかったです。
- 案内の方がものすごく丁寧で楽しく過ごせました。