外交講座

平成27年8月10日
 平成27年6月23日(火曜日),福岡工業大学に荒牧拓 外務報道官・広報文化組織戦略的対外発信拠点室課長補佐を派遣し,外交講座を行いました。

テーマ:日本の安全保障政策

講演内容:

  • 日本を取り巻く地域における安全保障環境や一国では対応しきれない国際社会の不安定要素等
  • 日本の安全保障政策,国家安全保障戦略の策定,国家安全保障会議の設立,平和・安保法制の経緯や趣旨
  • ARF等の国際社会の枠組みを活用した様々な日本政府の取組
  • 南シナ海の問題に関する日本を含む各国の立場を概観し,法の支配の確立の重要性

参加学生からの質問:

  • 東南アジア諸国に対する能力構築支援の方法
  • 南シナ海問題に関する日本政府の立場
  • 日本の経済援助はなぜ無償より有償が多いのか
  • 平和・安保法制は合憲と思うか
  • 日韓関係はこれから改善に向かうのか
  • ギリシャは今後崩壊するのか
  • 外務省入省動機
  • 国際交流を進めるのに重要な点

参加学生の感想:

  • 国の安全保障を維持していくには,一国だけでは難しく,同盟国や有志国などとの連携が不可欠であることを初めて知ることができた。
  • サイバーセキュリティなどの問題は別のところで取組をしていると思っていたが,外務省がサイバーセキュリティの取組をしていたのは意外だった。
  • 外国の問題は,今まで他の,よその問題と思っていたが,自国にも多大な影響があるのだと改めて感じた。
  • 最近問題となっている国際問題等について,外務省の仕事としてどんなことをしているのかを知れて関心を持ち,これからもニュースやメディアを見て外交について認識を深めたい。
  • 南シナ海問題を卒業論文で研究しているところだったので,とても興味深かった。

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