小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
横浜市立みなと総合高等学校の皆さん
平成27年6月10日

平成27年(2015年)6月5日(金曜日),外務省に神奈川県横浜市立みなと総合高等学校の皆さん(1~2年生27名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光伯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 日本の外務省の職員数は,他国と比べて少ないとのことだが,わざと少人数にしているのか?
- 出張に行った時には具体的に何をしているのか?
- 今まで行ったことがある国で,一番親日的だった国は?
- どうして外交官になろうと思ったのか?
- 外交官は何カ国語も話せるのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)国際会議室
- 国際会議室は,やはりお偉いさん達が普段集まっているんだなという,きっちりとした雰囲気だった。
- 同時通訳室がなんだか格好よかった。TVで同時通訳は2人ペアでやるというのをやっていたが,本当だと確信できた。
- (イ)記者会見室
- 記者会見台が上下に動くこと。テレビ局のケーブルが設置されていること。
- ほぼ毎日記者会見が行われていること。
- 国際会議室だけでなく,記者会見室にも同時通訳ブースがあり,大臣の会見の内容は英語にもなっていて,国内だけではなく,国外にも発信されていること。
- (ウ)省員の話・様子
- 担当言語が振り分けられて,それによって海外の勤務先が決まるということ。与えられた条件の中で,各々が精一杯やっていることに驚いた。
- 日本の外務省で働いている職員の人数が,他国に比べたら少ないこと。
- ユネスコと世界遺産についても外務省が関わっていること。初めて知った。
- お給料をもらいながら留学できるというのが,いいなと思った。
- マダガスカルが親日的だったこと。
- とても堅くて,まだ今の自分には理解するのは難しいかなと思っていたが,実際に省員の話を聞いてみると,世界と繋がる大きな機関だということを知ることができた。
- 外務省というと怖いおじさんしかいないと思っていたが,女性もいて,始終笑顔で優しそうな人だった。
- (ア)国際会議室
- (2)感想・意見など
- 今まで外務省を遠い存在のように感じていたが,話を聞いて,自分たちの身近にあることが分かった。
- 仕事内容の話を聞いて,自分も色々な国へ行ってみたくなった。貴重な体験になった。
- 色々な国と仲良くなれることはスゴいと思った。これからも頑張って下さい!楽しかったです。
- もともと外国に興味があり,通訳にも憧れていたので,とっても良い見学になった。会見が行われる場所に入れたり,写真が撮れたりもして,とても貴重な経験ができて良かった。来年も来られたら来たいです。
- 外交官の仕事というものが少し分かり,興味を持った。
- 少ない人数で頑張っているところに好感が持てた。
- 日本の平和を追求する立場を世界に報せていく努力を,これからも宜しくお願い致します。(引率教員)