小中高生の外務省訪問

私立土浦日本大学高等学校の皆さん

平成27年4月6日
私立土浦日本大学高等学校の皆さん(記者会見室)

 平成27年(2015年)4月1日(水曜日),外務省に茨城県 私立土浦日本大学高等学校の皆さん(3年生4名,引率教員1名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

  • (1)「陸奥宗光像」見学
     幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
  • (2)「記者会見室」見学
     記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
  • (3)「顕彰の像」,「中庭」見学
     明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
  • (4)「国際会議室」見学
     国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。
    • (ア)外務省員(茨城県出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
    • (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
      質問一例:
      • 中国主導のアジアインフラ銀行への参加を日本が見送ったのは,なぜか?
      • 修学旅行でイギリスに行くためにパスポートを申請したところ,できるのに1ヶ月,費用が1万円もかかったが,もっと早く安くできないのか?
      • 外務省で働いていると,あまり一般国民とかかわる機会がないと思うが,そんな中で,今まで一番やりがいを感じた仕事は何か?
      • 邦人の出国禁止にはどのような基準があるのか?また,まだ有効期限が残っているパスポートに失効措置をとることもあるのか?

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

  • (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
    • (ア)省内全般
      • 医療施設があったこと。
      • 窓から国会が見えたこと。また,職員が国会に行くときに,自転車に乗っていくこともあると聞いて驚いた。
      • 国際会議室,記者会見室に臨場感があった。
    • (イ)省員の話・様子
      • 外務省という名前だけでは,何をしているのか分からなかったけれど,今回どこで何をやっているかなど詳しく知ることができて,日本のために働いてくれていることが分かった。
      • イメージとして事務的なことしかしていない感じがしていたけれど,実際に現地で活動していたり,省内で忙しくしている人がいた。
      • 訪問する前までは,皆かたく仕事をしている所だと思っていたが,笑顔で仕事しているところが見られて,少し印象が変わった。
  • (2)感想・意見など
    • お忙しい中ありがとうございました。とても分かりやすかったです。
    • また訪問したいです。
    • 色々なお話ありがとうございました。実際の職員から話を聞くことができて,とても勉強になりました。また,地元出身の職員と話をすることができて良かったです。
    • 世界で起こっていることを知らないと,国内の知識だけで物事を理解してしまうと思った。記者会見室を生で見ることができて,嬉しかったです。
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