小中高生の外務省訪問
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
福岡県立小倉高等学校の皆さん
平成27年3月27日
平成27年(2015年)3月24日(火曜日),外務省に福岡県立小倉高等学校の皆さん(1年生13名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行い,同時通訳ブースを案内しました。- (ア)外務省員2名(うち1名同校OG)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- これまで勤務してきた中で,最も印象的だった事件は何か?
- 日本国内にスパイはいるか?また日本のスパイを海外に送ったことはあるか?
- 将来外交官になろうと思っているが,大学時代に学んでおく学問はあるか?
- 海外勤務中に一番驚いた文化のギャップは?
- 小倉高校時代に英語をどのように勉強していたか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 枯山水の庭園,障子がある会議室など建物内が日本風でスタイリッシュだった。外国の人を迎えるために,色々な趣向を凝らしているのが分かった。
- 大臣専用のエレベーターや同時通訳の秘密など,マル秘話に感動した。
- 記者会見室のコードがTV局に直接つながっていたり,レフ版が置いてあっったりと,記者会見室のシステムがスゴかった!
- 中庭やローソンなど職員やお客さんを労う工夫があって,印象が良くなった。
- (イ)省員の話・様子
- 世界で邦人が巻き込まれるような事件が起こったとき,24時間体制でシフトを組んで解決に当たっていること。
- 外交官は殉職する場合もあり,追悼式も行われていると聞いて,命がけで仕事をしていることが伝わってきた。
- 今まで雲の上のような存在だったが,高校の先輩もいて,質問にくわしく答えてもらえた。
- 外務省というと外国の人がいるというイメージしかなかったが,日本の文化を伝えたり,多文化を理解するために色々と工夫していること。
- 職員はイメージではもっと堅い感じなのかと思っていたけれど,明るかった。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- グローバル化が進む今の世界で,外務省で働くということに興味がわいた。外国との関わりを持つ中で,日本の良さが実感できる気がした。
- テレビ越しに見ていた施設に入れてもらえたので,とても臨場感があって良かったです。
- 外務省の中のコンビニや,庭園など想像以上に美しかったし,外国とのつながりの中でのことをたくさん聞けたことが印象に残った。自分はあまり外務省のことを知らなかったので,今日はたくさんのことを知ることができて良かったです。
- 設備もすごくきれいで,ためになる話がたくさん聞けた。今後テレビで記者会見があるとき,今日見学したことを思い出しながら見たいです。
- 前から知っていた表面的な所だけではなく,なかなか入れない内部のことを知ることでき,印象がとても良くなった。詳しいことを教えてもらい,ますます意欲が向上した。
- 省員がとても気さくで,分かりやすく説明してくれて,とても楽しかった。進路の参考になりました。もっと勉強しようと思います。
- 自分のために時間を割いて下さって,ありがとうございました。今日学んだことを自分の進路に活かしたいと思います。