小中高生の外務省訪問
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立ぐんま国際アカデミー高等部の皆さん
平成27年1月14日

平成27年(2015年)1月7日(水曜日),外務省に群馬県私立ぐんま国際アカデミー高等部の皆さん(2年生15名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(群馬県出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外交官の具体的な仕事は?(え,これも外交官の仕事なの?というものは?)
- 大学はどこの学部だったのか?
- 勤務地はどうやって決まるのか?
- バングラデシュではベンガル語しか通じないのか?
- 外交官になろうと思ったきっかけは何か?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 職員の1/4が女性であるので,女性職員に配慮された環境になっている。
- 海外赴任の際に必要な予防接種を省内の診療所で受けられること。
- コンビニがあったこと。
- 外交官が日本の心を忘れないようにと中庭に日本庭園があったこと。
- 大臣専用エレベーターがあること。
- (イ)省員の話・様子
- 外務省では自分が思った以上に外交と関係する仕事がなされていて,各国の首脳会談や外務大臣または首相が他国で会議する際も外務省の人達がサポートしていること。
- 外務省の中でも色々な仕事があり,一人一人がそれぞれ色々なジャンルの仕事につけるということ。
- 文学部出身でも外務省に入れること。
- 外務省はニュースに出てくるほとんどの事に関係していること。
- 外交官になるとこんなにも多くの国に行くことになること。滞在する期間も長いこと。
- 女性が育児をしながら働くことができること。
- あらゆる国の偉い人達の身近なところで働くことができること。
- プレゼンしてくれた人がとても気さくで優しく丁寧であったこと。仕事の内容を改めて聞いて,やっぱりすごいと思った。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 外務省はエリートの人達がキビキビと仕事しているだけかと思っていたが,意外とフレンドリーな場所だった。
- 今まで外務省は自分から遠い存在だと思っていたが,実際に職員の話を聞いて,前よりも身近に感じられるようになったのと同時に外務省の仕事に興味を持った。各事業の具体的な仕事内容も聞いてみたいです。
- 正直,外務省で働く人達はお堅い人達なのかと思っていたが,ユーモアがある人もいて驚いた。もう少し外務省の魅力だとか,高校生に必要もしくは聞きたい情報を分かりやすく教えてもらえれば,より記憶に残るものになったと思う。
- 貴重な体験ありがとうございました。案内してくれた人がとても面白く,丁寧であき ずにとても楽しみながら見学ができました。外交官という職業により興味が持てたと 思います。