文化の交流

平成29年8月2日

1 本2日,第4回映画産業の海外展開に関する検討会議が開催されました。

2 この検討会議は,萩生田光一内閣官房副長官を議長とし,映画製作会社等の関係者のほか,内閣府,外務省,文化庁,経済産業省及び国際交流基金の幹部職員をメンバーとして,我が国の映画産業の海外展開について情報共有及び意見交換を行うことを目的としています。

3 本日の検討会議では,関係省庁等より議事次第に沿って報告があり,概略以下のような意見が交わされました。

(1)国によって,日本映画の海外展開状況は異なる。切り口として,(ア)産業的に進める側面,(イ)日本ファンを増やすべくグラスルーツにおいて文化的な取組として進める側面の二面性を大切にして,進めていくことも重要である。

(2)テレビ番組によりマーケット作りが行われ,日本への認知度が向上したことを皮切りに,日本映画が進出した例もある。映画作品を俳優や監督と一緒になって宣伝するのみならず,テレビ番組等日本のもつその他の魅力的なコンテンツも活用し,日本の文化を伝えていくことも重要である。

(3)市場メカニズムが働く環境においては,製作者側が質の高い日本映画を製作して進出していくことが基本であるものの,海外への展開のための枠組み作りや環境作りのための認知度向上に向けた政府の支援も重要である。


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