文化の交流
第3回映画産業の海外展開に関する検討会議
平成29年4月7日
1 本7日,第3回映画産業の海外展開に関する検討会議が開催されました。
2 この検討会議は,萩生田光一内閣官房副長官を議長とし,映画製作会社等の関係者のほか,内閣府,外務省,文化庁,経済産業省及び国際交流基金の幹部職員をメンバーとして,我が国の映画産業の海外展開について情報共有及び意見交換を行うことを目的としています。
3 本日の検討会議では,東京国際映画祭の企画状況について報告があったほか,中国及びアジア地域への展開について報告等があり,概略以下のような意見が交わされました。
(1)日本映画を海外に展開するに当たっては,まずは,質の高い日本映画を製作していくことが基本であるものの,海外への展開のための枠組み作りも重要である。
(2)アジア地域においても,国によって,日本映画の認知度が低く,両国の映画製作・配給会社間の交流も乏しい国もある一方,市場の潜在的な成長可能性が高く,映画分野においても展開を期待できる国もあり,その違いに留意する必要がある。
(3)日本で暮らす外国人に日本映画を楽しんでもらうことが,海外に向けての日本発信にもつながる。その観点から,在留外国人が映画を観る環境作りが重要である。