スペイン王国

令和元年5月29日
(写真1)ダンサーとリアルタイム加工映像の共演 ダンサーとリアルタイム加工映像の共演
(写真2) ドローンとのシンクロ・パフォーマンス

在スペイン日本国大使館

 2018年11月10日及び13日,マドリード及びバルセロナ両都市において日本・スペイン外交関係樹立150周年記念事業「現代舞踏スペイン公演(Rhizomatiks Research x ELEVENPLAY x Kyle McDonald: discrete figures公演)」を開催しました。

 本公演は2018年日本・スペイン外交関係樹立150周年のクロージングイベントの一環として開催し,2016年リオ・オリンピックのフラッグハンドオーバーセレモニーや日本の人気アイドルPerfumeの演出で活躍する真鍋大度氏,石橋素氏が率いるRhizomatiks Research,さらに同五輪式典の総合演出と演舞振付を担当し,2020年東京オリンピック・パラリンピックの開会式および閉会式の基本プランを策定する「4式典総合プランニングチーム」のメンバー8名の一人として選ばれているMIKIKO氏率いるELEVENPLAYによる共演で,ドローンやAIを始めとする日本の最先端の技術を駆使するパフォーミングアーツを当地で実施することにより,日本スペイン間の国際交流と相互理解を更に深耕させることを目指しました。

 150周年期間中には,オープニングイベントとして1月に訪日観光促進イベント「旅150」(コシノジュンコ・ファッションショー&日本食の魅力発信),3月にはポップカルチャーイベント渋谷慶一郎+初音ミクボーカロイド・オペラ「The End」,6月には「平成中村座スペイン歌舞伎公演」など,年間を通じて「日本の多様な魅力」を発信することを念頭におき,数多くの事業を実施してきましたが,本件クロージングイベントは,まさにそのクライマックスとして,日本が得意とする科学技術を駆使したコンテンポラリーダンスをスペインに紹介する画期的な企画となりました。

 3回に渡って行われた公演のチケットはほぼ完売となり,若者を中心に多くの来場客が訪れ好評を博しました。公演前日に行われた前夜祭レセプションは,日本・スペイン外交関係樹立150周年閉幕式典と合わせて実施され,初日の公演と併せ,政府関係者,文化・スポーツ関係者,有力メディア関係者が出席する等,関心の高さがうかがえました。また,当地メディアの注目度も高く,公演前後には主要メディア・ネットを含む様々なメディアで連日にわたり大きく取り上げられました。本公演には,多くの在スペイン日系企業等が協賛企業として協力するなど,官民一体となり,日本・スペイン外交関係樹立150周年の周知と日本の多様な魅力の発信に効果を発揮したといえます。これにより当地要人他多くの市民が,日本の最先端技術を駆使したパフォーミングアーツに直接触れ,またメディアを通じて本公演の情報が更に拡散されたことから,日本・スペイン外交関係樹立150周年のクロージングイベントとして大きな存在感を発揮することが出来ました。

(写真3)マドリード公演で観客の熱狂的な反応に応えるメンバーの様子 観客の熱狂的な反応に応えるメンバー
(マドリード公演)
(写真4)バルセロナ公演の様子 (バルセロナ公演)
(写真5)テレビ取材に答える真鍋氏 テレビ取材に答える真鍋氏
(写真6)帰路に就く観客 帰路に就く観客

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