アメリカ合衆国

平成29年8月16日

 8月17日午前4時30分(現地時間16日午後3時30分)から約60分間,ワシントンDC出張中の河野太郎外務大臣は,小野寺五典防衛大臣と共に,ハーバート・レイモンド・マクマスター国家安全保障担当大統領補佐官(Gen. Herbert Raymond McMaster, National Security Advisor)と会談したところ,概要は次のとおりです。

1 河野外務大臣から,今回の日米安全保障協議委員会(「2+2」)は,今後数年間の日米同盟の強化に向けた具体的な取組について議論できる有意義な機会であると述べるとともに,地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中,日米同盟の強化を進めるに当たり,マクマスター補佐官と協力していきたい旨述べました。また,北朝鮮情勢については,挑発的な言動を繰り返す北朝鮮を抑止することが重要であり,その観点から,国連安保理決議(PDF)別ウィンドウで開くの履行を含め,中国及びロシアの更なる役割が重要である旨述べました。

2 小野寺防衛大臣からは,喫緊の課題である北朝鮮問題については,不測事態発生の回避を図る必要があり,日米が連携して万全な備えを確立しなければならないこと,現下の情勢を受け,我が国もBMD態勢を確立していること,あらゆるレベルでの意思疎通をより緊密にしていきたい旨述べました。

3 河野・小野寺両大臣及びマクマスター補佐官は,日米同盟の一層の強化のために共に取り組んでいくことで一致するとともに,北朝鮮について,今は国際社会で一致して圧力を強めるべき時であること,新たに採択された安保理決議の厳格かつ全面的な履行が重要であること,日米で防衛態勢と能力向上のための具体的行動を進めることで一致しました。


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