アメリカ合衆国

平成29年2月3日
本3日19時00分から約50分間,岸田文雄外務大臣は,訪日中のジェームズ・マティス米国国防長官(The Honorable James Mattis, Secretary of Defense of the United States of America)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,岸田大臣から,マティス国防長官の訪日を歓迎し,トランプ新政権の発足,国防長官就任に祝意を表した上で,マティス国防長官と緊密に連携し,日米同盟の一層の強化に努めていきたい旨述べました。
これに対しマティス長官から,最初の訪問先としてこの地域を選んだのは米国にとっての日本の重要性を示すためである,日米安保条約に基づき協力していきたい旨述べました。

2 双方は,中国や朝鮮半島等の地域情勢に関して意見交換を行いました。

(1)北朝鮮をめぐる問題に関し,双方は,北朝鮮の核・ミサイル開発は断じて容認できず,引き続き,日米,日米韓が緊密に連携し対応していくことを確認しました。

(2)岸田大臣から,日中関係及び日韓関係について説明しました。双方は,東シナ海・南シナ海の情勢について懸念を共有しました。マティス国防長官から,尖閣諸島は日本の施政の下にある領域であり,日米安全保障条約第5条の適用範囲である,米国は,尖閣諸島に対する日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する旨改めて表明がありました。

3 双方は,アジア太平洋地域の平和と安定の礎としての日米安保体制の重要性につき一致するとともに,日米,日米韓の協力を一層強化していくことで一致しました。

4 岸田大臣から「2+2」の早期開催につき提案し,マティス国防長官からも「2+2」を開催していきたい旨の発言がありました。

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