アメリカ合衆国
フォックス米国運輸長官による菅官房長官表敬
平成27年11月9日
本9日午前11時40分頃から約15分間,菅義偉内閣官房長官は,訪日中のアンソニー・フォックス米国運輸長官(Mr. Anthony Foxx, Secretary of Transportation)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,菅官房長官から,フォックス長官が昨8日に我が国の超電導リニア(マグレブ)に試乗したことに触れ,運輸・インフラ分野における日米間の協力が深化することへの期待を表明しました。これに対し,フォックス長官からは,マグレブには感銘を受けた,先日ワシントンD.C. ボルティモア間へのマグレブ導入に関する連邦補助金2,780万ドルを承認した,強固な日米関係の下,今後も鉄道・航空を含む多くの分野で協力していきたい旨述べました。菅官房長官から,マグレブは日本固有の技術であり,米国へのマグレブ導入が実現すれば,日米協力の象徴となる,フォックス長官の尽力により補助金が承認されたことを歓迎したい,米国においてマグレブ導入が実現するよう,あらゆる支援をしたい旨述べました。
2 また,菅官房長官からは,カリフォルニア高速鉄道計画及びテキサス高速鉄道計画においても日本政府として支援していきたい旨述べるとともに,日米航空交渉の早期合意に期待を示しました。これに対し,フォックス長官からは,カリフォルニアとテキサスの両高速鉄道計画の重要性を述べた上で,鉄道分野に加え航空分野における協力も非常に重要で,鉄道分野同様,日米協力の象徴となるものと考えている旨の発言がありました。