アメリカ合衆国

平成27年2月19日
(写真提供:内閣広報室)
本19日午後6時10分から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,来日中のポール・ライアン下院歳入委員長等米国下院訪日議員団(注)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです(米側同席者:ケネディ駐日大使他,日本側同席者:加藤官房副長官,世耕官房副長官他)

1.冒頭,安倍総理大臣から,超党派の議員団の訪日を歓迎するとともに,ISILに拘束されていた米国人女性の死亡に関し哀悼の意を表し,ISILとの闘いを始め中東の平和と安定に向け米国と共に貢献していきたい旨述べ,また,アジア太平洋地域の安全保障環境において日米同盟が益々重要となる中で日米同盟への貢献を感謝する,本年は戦後70年であるが,両国は戦後和解して強固な同盟国となり,世界の平和と繁栄に協力してきた,今後も更に積極的に貢献していきたい旨述べました。さらに,日米経済関係も相当に深化しており,日系企業は米国各地で雇用を生み出している,TPPを始め幅広く骨太な経済関係の更なる深化は両国にとって有益である旨述べました。

2.これに対し,議員団を代表してライアン歳入委員長から,ISILによる2名の邦人殺害に対する哀悼の意とともに日本政府の対応を評価する,今回は日米同盟を更に強化したいとの思いから訪日した旨述べました。また,TPPについては,貿易促進権限(TPA)法案を今春に議会で採決し,その上で双方に利益となる形で交渉をまとめたい,TPPは日米両国の通商関係を強化するのみならず,地域の貿易拡大に資するルール作りのまたとない機会であり,良い協定になるよう協力していきたい旨述べました。

3.この他,日米関係について率直な意見交換が行われました。

(注)米国下院訪日議員団
ポール・ライアン下院歳入委員長(共和党,ウィスコンシン州)
グレゴリー・ミークス下院議員(民主党,ニューヨーク州)
デビン・ニューネス下院情報特別委員長(共和党,カリフォルニア州)
デイブ・ライカート下院歳入法特別小委員長(共和党,ワシントン州)
チャールズ・ブースタニー下院人的資源小委員長(共和党,ルイジアナ州)
バーン・ブキャナン下院議員(共和党,フロリダ州)
エイドリアン・スミス下院議員(共和党,ネブラスカ州)

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