アメリカ合衆国
第12回「富士山会合」に際する高市内閣総理大臣の祝辞の発出
10月25日、高市早苗内閣総理大臣は、第12回「富士山会合」に際して、以下の祝辞をよせ、小林内閣広報官が代読しました。
「第12回富士山会合の開催に際し、心よりお祝い申し上げます。
本日は、残念ながら出席が叶いませんでしたが、会合の実現にあたり、日本経済研究センター、日本国際問題研究所をはじめ、全ての関係者の皆様の多大な御尽力に対し、深く敬意を表します。
「富士山会合」は、長年にわたり、日米の最高峰の賢人会議として、両国間の知的交流を促進し、日米同盟の強化に大きく貢献してこられました。
現在、世界各地で対立や分断が深まり、我々が直面する安全保障環境が厳しさを増す中、地域の平和と繁栄の礎である日米同盟の一層の強化が不可欠です。
こうした中、内閣総理大臣の職に就任後から早々に控えている重要な外交日程に精力的に取り組んでいきます。まずは本日からASEAN関連首脳会議、そしてまた来週にはトランプ大統領の来日も予定されております。その後にはまたAPEC首脳会議もございます。
特にトランプ大統領の訪日は、首脳同士の信頼関係を深め、日米関係をさらなる高みに引き上げる機会としてまいります。日米同盟は、日本の外交・安全保障政策の基軸です。2国間の課題にとどまることなく、インド太平洋地域の課題から中東情勢、欧州、ウクライナに至るまで、日本と米国が直面する課題について、率直な意見交換を通じ、トランプ大統領との連携を深めてまいります。日本の国益を守るため、世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻します。
結びに、この「富士山会合」が、産官学の垣根を越えて叡智を結集し、富士山のごとく雄大、そして美しく広がる裾野を持つ知的対話の場として、今後ますます発展されることを祈念いたします。
令和7年10月25日
内閣総理大臣
高市 早苗」
(参考)富士山会合
「富士山会合」は、日本経済研究センターと日本国際問題研究所が平成26年度から始めた「日米知的交流・共同研究プログラム」の年次大会。日米両国を代表する官民の有識者を一堂に集めている。米国からは、元政府高官や有力な若手有識者等が参加。

