アメリカ合衆国
キャンベル米国国務副長官による上川外務大臣表敬
令和6年5月2日

現地時間5月2日午後3時(日本時間同日午後10時)から約15分間、OECD閣僚理事会に出席するためフランス・パリを訪問中の上川陽子外務大臣は、キャンベル米国国務副長官(The Honorable Kurt M. Campbell, Deputy Secretary of State of the United States)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、4月の岸田総理大臣の米国公式訪問において充実した成果が得られたことを評価した上で、キャンベル副長官が果たした重要な役割に言及しました。キャンベル副長官からは、今般の日米首脳会談は日米の歴史上最も重要なものであったと強調した上で、AIや量子を始めとする科学技術分野等での日米間協力や新興国等を交えた協力に共同であたっていく事が重要である旨述べました。その上で両者は、日米首脳会談の成功を踏まえ、具体的な成果に繋げていくことを確認しました。
- また、キャンベル副長官から、地域や国際社会の情勢に対処するにあたり、日米間のグローバル・パートナーシップがますます重要になっている旨述べ、両者は、欧州諸国を含む同志国と一層緊密に協力していくことの重要性を確認しました。
- 両者は、OECDをより戦略的に捉えていく必要があるとした上で、東南アジア地域の非加盟国との一層の協力強化、特に東南アジア諸国の加盟プロセスが、オープンかつ透明で迅速に行われることの重要性を共有した上で、OECDの場を含め、日米でさらに緊密に連携していくことを確認しました。