アメリカ合衆国

平成28年4月1日
日米首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
日米首脳会談
(写真提供:内閣広報室)

 3月31日午後12時07分(日本時間では4月1日午前1時07分)から約30分間,ワシントンD.C. 出張中の安倍総理は,オバマ大統領との間で日米首脳会談を行ったところ,概要以下のとおりです。

1 G7伊勢志摩サミット

 オバマ大統領から,安倍総理が議長として準備を進めていることに感謝している,米国としても日本が設定する議題を支持しており,G7の場でリーダーシップを発揮してもらいたいとの発言がありました。これに対し,安倍総理から,G7伊勢志摩サミットの議長国として,世界経済とテロが最大のテーマとなるとしつつ,特に世界経済の持続的な成長に寄与すべく明確なメッセージを出したい旨発言しました。両者は,G7伊勢志摩サミットへ向けて経済成長の可能性を探ることが重要との認識で一致しました。

2 日米安保

 安倍総理から,辺野古埋立て承認に関する訴訟について,辺野古が唯一の解決策とする立場は不変であり,「急がば回れ」の考えの下,和解を決断したものである旨説明した上で,辺野古移設を一日も早く完了することにより,普天間返還を実現したい旨述べるとともに,沖縄の負担軽減について,引き続き共に取り組んでいきたい旨述べました。これに対し,オバマ大統領からは,普天間飛行場の辺野古移設に関する訴訟の和解について,安倍総理の戦略的な判断として理解している,引き続き緊密に協力して取り組んでいきたい旨述べました。

3 TPP

 オバマ大統領から,TPPは最優先の議会案件として取り組んでいる旨の発言があり,両者は,TPP協定の早期発効を実現すべく,共に努力を続けていくことで一致しました。

4 日韓関係

 安倍総理から,昨年末の日韓合意に関する一貫した支持を米国政府が公にしていることに感謝する旨述べました。これに対しオバマ大統領から,日韓合意について,改めて支持が表明されました。


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