アメリカ合衆国

日米外相会談

平成26年11月7日

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  • 日米外相会談

 11月7日午後9時25分頃から約40分間、北京を訪問中の岸田外務大臣は、ケリー国務長官との間で日米外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1 エボラ出血熱

 岸田大臣より,エボラ出血熱については,対応を加速化させている旨述べ,米アフリカ軍への2名の自衛官の派遣,WHOを通じた医療従事者の派遣,最大1億ドルの追加的財政支援等の日本の取組について説明した。
 これに対し,ケリー長官は,日本の支援とリーダーシップは素晴らしく,極めて大きなインパクトのあるものであり,心から感謝する旨述べた。

2 東アジア情勢

(1)北朝鮮について,岸田大臣は,政府担当者の平壌派遣で,拉致問題解決に向けた強い決意を最高指導部に伝えた,迅速な調査と速やかな結果の通報を引き続き求めていく旨説明した。また,岸田大臣は,核,ミサイル,拉致など諸懸案の包括的解決を目指す日本の方針は不変である旨説明した。両者は,今後とも日米韓の連携を重視していくことで一致した。

(2)この他,日中関係について,岸田大臣は最近の状況を説明し,ケリー長官からは,前向きなものとして評価する旨発言があった。

3 イラン

 岸田大臣は,イランの核問題解決に向けた貴長官の努力に敬意を表する,11月の最終合意形成と履行に向け,日本も協力する旨述べ,岸田大臣は,先般訪日したイラン外務次官に対し,大局的観点から柔軟性を発揮すべきとのザリーフ外相宛メッセージを託した旨説明した。
 両者は,本件につき今後とも緊密に連携していくことで一致した。

4 ISILへの対応

 両者は,ISILの脅威に一致して対応する必要があるとの認識を共有した。 岸田大臣からは,ISILの脅威に対抗する国際社会の連携が強化されている旨述べ,活発な広報活動への対抗,資金調達と人員流入の阻止,暴力的過激主義対策といった取組も重要である旨述べた。

5 ウクライナ情勢

 ケリー長官は,国際社会が協調してウクライナへの支援を行う必要がある旨述べた。
 これに対し,岸田大臣は,最高会議選挙が概ね平穏に実施されたことを歓迎,他方,停戦合意が完全に履行されず,一部地域における戦闘継続を憂慮している,11月2日の分離派支配地域での「選挙」実施は遺憾である旨述べた。

6 TPP

 両者は,ここ数週間の集中的な努力により,日米交渉は相当程度進展したことを確認するとともに,早期妥結に向け共に協力していくことで一致した。


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