安倍総理大臣

平成26年4月14日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)

 本14日昼,安倍晋三内閣総理大臣は,来日中のアスペン研究所主催訪日米議員団一行(注1及び2)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです(米側同席者:下記のとおり,日本側同席者:加藤官房副長官,世耕官房副長官ほか。)。

1 安倍総理より,アスペン研究所プログラムによる多くの米議員の訪日を歓迎し,自分の経験も踏まえ,議会交流の重要性を認識しており,厳しさを増すアジア太平洋地域の安全保障環境の下,更なる日米関係強化のために議会交流を一層深めていきたい旨述べました。また,安倍政権は,発足以来新しい経済政策を進めており,さらに成長戦略を進めていく決意を述べました。さらに,来週に控えるオバマ大統領との首脳会談では,アジア太平洋の平和と繁栄に貢献してきた日米同盟の役割を強調すると共に,更なる具体的協力を打ち出す考えである旨述べました。このほか,女性の活力や外国人材の活用について述べました。

2 これに対し,米議員団一行を代表して,ミクルスキー連邦上院議員及びロスカム連邦下院議員から,今次20名からなる上下両院超党派議員団は,日米同盟の永続的な強化のため何が必要か学ぶために訪日し,総理のこれまでの強く大胆なリーダーシップを賞賛すると述べました。また,日本の軍縮・不拡散に対する取組みへの評価,対イラン制裁に対する支持への感謝,TPP交渉参加等について言及がありました。

3 このほか,両者は,日米経済関係,中国を含む地域情勢,イラン情勢等幅広い分野について意見交換を行いました。

(注1)アスペン研究所

  • 政治・経済・外交などの分野における人材のリーダーシップを促進することを目的とする無党派の教育・政策研究機関。1950年頃コロラド州アスペン市に設立。
  • 活動の一環として,連邦議員含む各界リーダーを海外に派遣する事業がある。訪日プログラムは今回が初めて。

(注2)主な米側表敬者

トム・ハーキン上院議員(民・アイオワ), バーバラ・ミクルスキー上院議員(民・メリーランド),シェロッド・ブラウン上院議員(民・オハイオ), ロジャー・ウィッカー上院議員(共・ミシシッピ),タミー・ボールドウィン上院議員(民・ウィスコンシン), メイジー・ヒロノ上院議員(民・ハワイ),ジョージ・ミラー下院議員(民・カリフォルニア),ゾー・ロフグレン下院議員(民・カリフォルニア),アール・ブルーミナウアー下院議員(民・オレゴン),デイビッド・プライス下院議員(民・ノースカロライナ),マイク・マックインタイヤー下院議員(民・ノースカロライナ),ジャン・シャコウスキー下院議員(民・イリノイ),アンダー・クレンショー下院議員(共・フロリダ),スコット・ギャレット下院議員(共・ニュージャージー),ドリス・マツイ下院議員(民・カリフォルニア),ピーター・ロスカム下院議員(共・イリノイ),バーン・ブキャナン下院議員(共・フロリダ),ビリー・ロング下院議員(共・ミズーリ),アラン・ナンリー下院議員(共・ミシシッピ),ダン・グリックマン元農務長官(アスペン研究所常務理事),カート・キャンベル前国務次官補,チャールズ・レイク・マンスフィールド財団理事会理事長,スーザン・シャーク・カリフォルニア大学サンディエゴ校大学院教授他

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