アメリカ合衆国
日米首脳電話会談
平成29年8月15日
15日,安倍晋三内閣総理大臣は,午前10時27分から約30分間,ドナルド・トランプ米国大統領(The Honorable Donald Trump, President of the United States of America)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 両首脳は,北朝鮮情勢につき意見交換を行いました。安倍総理から,北朝鮮が,我が国上空を通過する形でグアム周辺に弾道ミサイルを発射する旨公表する中,トランプ大統領が同盟国防衛に対するコミットメントを発信していることを高く評価する旨述べました。
- これに対し,トランプ大統領から,グアム周辺に向けた弾道ミサイル発射予告について強い懸念が示され,両首脳は,まずは北朝鮮にミサイル発射を強行させないことが最も重要であるとの認識で一致しました。
- トランプ大統領から,8月12日に米中首脳電話会談を行い,働きかけを行った旨言及があったのに対し,安倍総理から,こうした努力を高く評価する旨発言し,両首脳は,中国,ロシアの役割が重要であることを確認しました。
- 両首脳は,対話のための対話には意味がなく,今は国際社会で一致して圧力を強めるべき時であること,新たに採択された安保理決議の厳格な履行が重要であること,日米で防衛態勢と能力向上のための具体的行動を進めることで一致しました。