公邸料理人

令和7年10月6日
マラウイの公邸から世界へ 大藤禎晃料理人の挑戦
新年祝賀レセプションで料理の説明をする大藤公邸料理人
仕入れ先の畑で野菜を選定する様子
ローカルマーケットで野菜を仕入れる様子

 駐マラウイ日本大使公邸では、日本の伝統と味を世界へ届けるため、大藤禎晃(おおふじ さだあき)料理人が腕を振るっています。フランス料理の技術を持つシェフでありながら、ここマラウイでは主に日本料理を提供し、時にはフランス料理も織り交ぜながら、ゲストに感動を与える料理を作り続けています。

 大藤料理人は、これまでキューバ、マリという異なる文化を持つ国々で公邸料理人として活躍してきました。公邸料理人歴は約15年になり、「食」を通じて外交の一翼を担う重要な役割を果たしています。

 各国の食文化を取り入れながら、「食」を通じて日本のおもてなし精神を伝えることも彼の使命です。マラウイという、日本から遠く離れたアフリカの地で、大藤料理人は「日本の食の魅力」を伝え続けています。現地で採れる食材も活かしながら、唯一無二の料理体験を提供しています。

公邸厨房での盛り付け時の様子
公邸職員と共に

 同公邸では、マラウイの政・財・学界要人、各国大使や国際機関代表などを迎えた会食やレセプションが頻繁に行われます。その場で提供される料理(主に日本料理)は、単なる食事ではなく、繊細な味わいと美しい盛り付けで、訪れるゲストを魅了します。

 これからの挑戦、それは「マラウイの食材とフランス料理、日本料理の技術を組み合わせ、新しい可能性を探りたい。」そう語る大藤料理人は、マラウイで新たな挑戦を続けていきます。
 料理を通じて日本とマラウイの絆を深め、食の力で人々をつなげる「食の外交官」。これからも多くの人々の心を豊かにし、そして感動を届けていきます。

駐マラウイ大使 大矢 洋一

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