外交史料館
外務省外交史料館 特別展示
「日中国交正常化50年」
令和4年11月4日

2022(令和4)年は、「日中共同声明」の発出により、日本と中国が国交正常化して50周年の節目の年にあたります。
これを記念して、本展示では、「日中共同声明」や、その後に結ばれた「日中平和友好条約」などを関連史料とともにご紹介します。
- 場所:外務省外交史料館別館展示室(地図)
- 開催期間:令和4年9月22日(木曜日)~令和4年12月27日(火曜日)
- 開館時間:10時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日を除く)
- 入場無料
- 予約不要
本展示の概要は、リーフレット(PDF)でもご覧いただくことができます。
展示史料
1972(昭和47)年9月29日
日中共同声明

1972(昭和47)年9月25日、戦後の現職総理大臣として初めて田中角栄(たなか・かくえい)総理が北京を訪問し、大平正芳(おおひら・まさよし)外務大臣らと共に中華人民共和国の周恩来(しゅう・おんらい)国務院総理、姫鵬飛(き・ほうひ)外交部長らと国交正常化に関する協議を行いました。そして、数度に渡る首脳間の会談を経て、9月29日、人民大会堂において、日中共同声明が署名されました。
日中共同声明の全文はこちらに掲載されています。
1978(昭和53)年8月12日
日中平和友好条約(署名本書)

日中共同声明において言及されていた平和友好条約は、1978(昭和53)年8月12日、北京において、日本側園田直(そのだ・すなお)外務大臣、中国側黄華(こう・か)外交部長により署名され、10月23日に発効しました。本条約締結により、両国間の平和友好関係を一層発展させるための基礎が築かれました。
日中平和友好条約の全文はこちらに掲載されています。
1978(昭和53)年10月25日
鄧小平中国国務院副総理夫妻訪日記念アルバム

日中平和友好条約批准書交換に際し、鄧小平(とう・しょうへい)副総理が訪日しました。中国の国家指導者としては戦後初の訪日でした。鄧副総理は、日産自動車、松下電器等を見学し、新幹線にも乗車し、「今回の訪日で近代化とは何かがわかった」と述べたそうです。そして帰国して2か月後に「改革開放」が始まりました。写真は総理大臣官邸において、福田赳夫(ふくだ・たけお)総理と会談を行った際に撮影されたものです。