カタール国
上川外務大臣とフライフィ・カタール外務省国務大臣との電話会談
令和5年10月12日
現地時間10月12日午後9時20分(日本時間同日午後11時20分)から約15分間、タイを訪問中の上川陽子外務大臣は、パレスチナ・イスラエルを巡る情勢について、ムハンマド・ビン・アブドゥルアジーズ・アル・フライフィ・カタール国外務省国務大臣(H.E. Dr. Mohammed bin Abdulaziz Al-Khulaifi, Minister of State at the Ministry of Foreign Affairs, the State of Qatar)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- フライフィ国務大臣から、現地の情勢についての深刻な懸念を共有する旨発言があった上で、本件事案を受けたカタールの外交努力について説明がありました。
- 上川大臣から、(1)パレスチナ・ガザ情勢を深刻な懸念を持って注視している、(2)今般のハマス等のパレスチナ武装勢力によるテロ攻撃について、特に罪のない一般市民に対する攻撃や誘拐はどのような理由であれ正当化しえず、これを断固として非難する、(3)極めて多くの罪のない一般市民が犠牲となっていることに大変心を痛めており、また人質となっている人々が一刻も早く解放されることが重要である旨強調しました。
- また、上川大臣から、本件に関するカタールの外交努力を評価するとともに、日本としても、事態の沈静化に向けて様々な関係者と意思疎通している旨述べました。その上で、両大臣は、引き続き連携して事態の沈静化に取り組んでいくことを確認しました。