中東
日・カタール首脳会談(概要)
平成26年9月25日


9月25日午後3時40分から約20分間、カタール国連代表部にて安倍晋三内閣総理大臣は、タミーム・カタール首長と日・カタール首脳会談を行ったところ、概要以下のとおりです(先方:アティーヤ外相他同席、当方:世耕官房副長官、長谷川総理補佐官、上村中東アフリカ局長他同席)。
冒頭
安倍総理大臣からタミーム首長に対して、再会を嬉しく思う、また、昨年8月のカタール訪問以降、教育科学、安全保障、宇宙産業等の各分野で、両国関係が着実に強化し、大変喜ばしい旨述べました。これに対し、タミーム首長から再会を嬉しく思う、両国関係は昨年安倍総理のカタール訪問以降、各分野で発展を遂げている旨述べました。
二国間関係
安倍総理大臣から、来年3月に仙台で開催予定の第3回国連防災世界会議にも、タミーム首長に参加いただきたい旨述べました。また、総理から、エネルギーの安定供給に感謝し、競争的価格でのLNG安定供給は重要である旨を述べました。これに対し、タミーム首長より、日本との投資・経済関係を様々な分野で進展させたいとしつつ、対日投資を大いに促進したいとの考えが示されました。また、日本とのエネルギーの関係は永続的なものである、安保・防衛分野での協力を含め、強固な関係を更に深化させていきたい旨述べました。
地域情勢
安倍総理より、日本は、ISIL対策としてイラクへの人道支援や周辺国への支援として、2,550万ドルの支援を決定した旨紹介し、両首脳は最近のイラクやISILを含む地域情勢についても意見を交換しました。