中東

日・イラン首脳会談(概要)

平成26年9月23日

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 9月23日(火曜日)9時40分(現地時間)から約20分間、ニューヨークで開催中の国連総会の機会に、安倍総理とローハニ・イラン大統領との間で日・イラン首脳会談が行われたところ、概要以下のとおり(世耕内閣官房副長官ほかが同席)。

冒頭発言

(1)安倍総理から、昨年に引き続きローハニ大統領と国連で再会できたことを嬉しく思うと述べ、昨年の会談以降、外務大臣の相互訪問など、二国間交流が活発化していることを歓迎しつつ、来年3月の国連防災世界会議(仙台)のため、ローハニ大統領に訪日いただきたいと述べた。

(2)これに対し、ローハニ大統領も、国連で再会できたことを嬉しく思うと述べるとともに、ダボス会議では安倍総理によるアベノミクスについての講演を興味深く拝聴したと述べた。また、ローハニ大統領は、昨年以来、二国間の政府ハイレベルのやり取りが活発化しており、二国間関係は良い方向にある、イランは日本との関係を重視しており、本日の首脳会談も重要である旨述べた。

核問題

 ローハニ大統領は、核交渉は進展しており、早期に相互理解に至ることを期待している旨述べた。これに対し、安倍総理より、核問題をめぐる交渉が大詰めと承知しており、今が問題を解決し、国際社会の信頼を回復するまたとないチャンスである旨述べ、この重要な局面において、柔軟性を発揮することによりこの機会を活かせるよう、ローハニ大統領のリーダーシップを期待する旨述べた。

二国間関係

 ローハニ大統領より、石油、石油化学、石炭、エネルギー、鉄道、環境、水問題に関する日本の協力、投資に期待する旨述べた。また、昨年も招待した経緯があるが、安倍総理をテヘランに御招待したいと述べ、経済以外の分野では技術、ITの分野も重要であり、テロ、麻薬対策でも協力を進めたいと述べた。これに対し、安倍総理から、核問題が解決されれば二国間関係は飛躍的に増進し、貿易、投資は拡大する旨述べ、イランへの招待については、環境が整えば企業関係者も連れて訪問したいと述べた。また安倍総理は、昨年の首脳会談で合意した環境、人道、麻薬対策における協力が着実に実施されていることを歓迎し、さらに、イラン厚生大臣の訪日を招へいしており、医療分野における協力を拡大したい旨述べた。

中東情勢

 安倍総理から、ISILは国際社会の秩序に対する脅威であり、日本はISILに対抗するために人道支援を行っていると述べ、イランとも連携したい旨述べた。また、安倍総理から、中東情勢が混乱する中、地域の大国であるイランが果たせる役割は大きい旨述べ、両国外務省の間で定期的な中東情勢に関する意見交換の実施を提案し、中立的な立場の日本が地域の信頼醸成に役立てることを期待する旨述べた。これに対し、ローハニ大統領から中東地域の不安定化は拡大しており、両国外相を含む二国間で協議していきたいと述べつつ、中東情勢について協力できることがあれば協力していきたい旨述べ、会談を了した。

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