アラブ首長国連邦

平成29年9月19日
日・アラブ首長国連邦外相会談1
日・アラブ首長国連邦外相会談2

 9月19日,午後4時35分(ニューヨーク時間)から約20分間,第72回国連総会出席のためニューヨークを訪問中の河野太郎外務大臣は,アブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アラブ首長国連邦(UAE)外務・国際協力大臣(H.H. Sheikh Abdullah bin Zayed Al Nahyan, Minister of Foreign Affairs & International Cooperation of the United Arab Emirates)との外相会談を行ったところ,概要は以下のとおり。

1 冒頭,アブダッラー外務大臣から,日本はUAEの大切な友好国であり,教育分野等における協力の進展を高く評価する,引き続き,幅広い分野での関係深化に向けて尽力したいとの発言があった。これに対し,河野大臣から,アブダッラー外務大臣との初会談を嬉しく思う,中東・北アフリカ地域最大の日本人コミュニティを有するUAEは,日本の戦略的パートナーであり,防衛分野を含む更なる二国間関係の増進に努めたい旨述べた。

2 両大臣は,東アジア情勢についても意見交換を行った。北朝鮮情勢に関し,河野大臣から,先般格段に厳しい措置を含む安保理決議が全会一致で採択されたことを高く評価する,関連安保理決議(PDF)別ウィンドウで開くを完全に履行することが重要であり,北朝鮮に対して最大限の圧力をかけていくことが必要である旨述べた。これに対し,アブダッラー外務大臣から,UAEは日本とともにあるとの発言があり,日本の立場に全面的な支持が表明された。また,UAEにおける北朝鮮労働者問題について,河野大臣から,労働許可数の制限等につき,UAE側の取組を求めたところ,アブダッラー外務大臣から,お話は承ったとの反応があった。


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