中東

平成27年1月21日

 1月20日(火曜日)(現地時間),安倍総理はエルサレムにてアブドッラー2世・ヨルダン国王,エルドアン・トルコ大統領及びエルシーシ・エジプト大統領とそれぞれ電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 安倍総理から,以下のとおり述べました。

(1)ISILにより邦人の殺害予告に関する動画が配信された。このように人命を盾にとって脅迫することは,許し難いテロ行為であり,強い憤りを覚える。

(2)今般の私(総理)の中東訪問で発表した2億ドルの支援は,難民支援を始め,非軍事的な分野でできる限りの貢献を行うためのもの。

(3)そのような努力に対するISILの対応は,ISILの残虐な本質を露呈するもの。日本はテロに屈することなく,国際社会によるテロとの闘いに貢献していく。

(4)(ア)事実関係に関する情報収集,(イ)当該邦人の早期解放に向けた協力等で支援をいただきたい。

(5)今後も国際社会と連携し,地域の平和と安定のために一層貢献していくとの考えに変わりはない。今後とも緊密に協力していきたい。

2 これに対し,各首脳からは,日本の基本的立場に理解が示され,本件事案の解決に向けて協力を惜しまないとの姿勢が示されました。


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