トルコ共和国

令和3年8月20日
エルドゥアン大統領表敬
茂木外務大臣とエルドゥアン大統領

 トルコ共和国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間8月20日午後2時15分(日本時間8月20日20時15分)から40分間、レジェップ・タイップ・エルドアン・トルコ共和国大統領(H.E. Mr. Recep Tayyip ERDOGAN, President of the Republic of Turkey)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、先般の地中海沿岸地域での大規模な森林火災に対するお見舞いを述べた上で、エルドアン大統領のリーダーシップの下、130年以上続く両国の友好関係を踏まえ、「戦略的パートナー」としての更なる関係の深化に向けて大統領の協力を得たい旨述べました。これに対して、エルドアン大統領から、茂木大臣の来訪を歓迎する旨述べた上で、長年にわたって友好関係を構築してきた両国関係を一層発展させていく決意である旨述べました。
  2. 茂木大臣から、日トルコ経済連携協定(EPA)交渉の早期妥結やトルコ日本科学技術大学の設立を含む様々な分野での二国間の経済・学術関係の発展に向けて、一層協力を強化していきたい旨述べました。また、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けた日本の取組を紹介し、海洋国家である両国の間で、法の支配に基づく海洋秩序を含め、様々な海洋に関する課題について協議を立ち上げ、議論を深めていきたい旨述べました。これに対して、エルドアン大統領から、様々な海洋の問題に直面する両国の間で、法の支配に基づく国際秩序の構築に向けて議論を深めていきたい旨述べました。
  3. 双方は、アフガニスタン情勢について意見交換を行い、緊密に連携していくことで一致しました。また、双方は、中国、北朝鮮等の東アジア情勢についても意見交換を行い、茂木大臣から、拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。
  4. 茂木大臣はこの後、イスタンブールに設置されたアフガニスタン大使館臨時事務所の岡田駐アフガニスタン大使と今後の対応につき打ち合わせを行う予定です。

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