モロッコ王国
河野外務大臣主催日・モロッコ外相昼食会


本31日午後0時頃から約70分間,都内において,河野太郎外務大臣は,TICAD7出席のため訪日中のナッセール・ブリタ・モロッコ王国外務・国際協力大臣(H.E. Mr. Nasser BOURITA, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Kingdom of Morocco)を迎えて,昼食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 二国間関係
河野大臣は,ブリタ大臣の訪日を歓迎した上で,「昨年12月以来の再会を嬉しく思う」,「ブリタ大臣が国王陛下の名代としてTICAD7に出席されたことは,モロッコの我が国に対する敬意と友情の証と捉えている」,「日・モロッコ関係は,皇室・王室の関係を基礎に,伝統的に良好な関係である」,「相互の信頼関係に基づく両国間の友好関係は,いかなる困難をも乗り越えられるものと確信している」旨述べました。また,河野大臣は,「中東・アフリカの重要な大国であり,二国間関係の強化に向けて強い意志を有している」,旨述べた上で,モロッコとの経済交流の促進や開発協力の重要性を強調しつつ,「そのために日本政府ができることとして,法的枠組の整備を一層加速したい」,「ABEイニシアティブをはじめ,「知的・人的貢献」及び「『人』への投資」を引き続き重視している」旨述べました。
これに対し,ブリタ大臣から,「TICAD7の成功に祝意を表する」,「国王陛下も日本を特別なパートナーと認識している」,「これを契機として,幅広い分野における協力を力強く進め,このパートナーシップを一層強化したい」と述べ,両大臣は,引き続き二国間関係を強化していくことで一致しました。また河野大臣から,東日本大震災後の日本産食品等に対する輸入規制の早期撤廃について働きかけを行いました。
2 国際場裡における協力・地域情勢
両大臣は,国連安保理を始めとする国際場裡における連携強化の重要性を確認し,また,中東和平などの地域情勢について意見交換を行いました。
3 その他
昼食会は,打ち解けた雰囲気の中で行われ,両大臣は4回目となる再会を祝し,親睦を深めました。