ヨルダン
日・ヨルダン外相会談
令和5年12月13日
現地時間12月13日午後2時40分(日本時間同日午後10時40分)から約30分間、第2回グローバル難民フォーラムに出席のためスイス連邦・ジュネーブを訪問中の上川陽子外務大臣は、アイマン・サファディ・ヨルダン副首相兼外務・移民大臣(H.E. Mr. Ayman Safadi, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and Expatriates of the Hashemite Kingdom of Jordan)と日・ヨルダン外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川外務大臣から、ガザ情勢に関し、戦闘が再開され、南部を含むガザ全域に拡大していることを強く懸念する、安保理がその役割を発揮できるよう、引き続き最大限の外交努力を行っていく、また、地域への更なる波及の防止も極めて重要であり、西岸地区における入植者の暴力の増加を深く懸念する旨述べました。さらに、我が国は、対パレスチナ支援として、1,000万ドルの緊急無償資金協力を拠出済みであり、追加的な約6,500万ドルの人道支援についても早期に支援を届けるべく取り組んでいる、加えてJICAを通じた物資支援を行っている旨説明しました。
- サファディ大臣からは、日本によるこれまでの支援に対して謝意が表明されるとともに、上川大臣の問題意識を共有するとした上で、最新の現地情勢及び本件事案を受けたヨルダンの外交努力や人道面での対応について説明がありました。上川大臣は難民受け入れにあたってのヨルダンの努力・支援に敬意を表明しました。
- その上で、両者は、ガザ地区における人道状況の改善や事態の早期沈静化に向けて、両国が引き続き連携して取り組んでいくことを確認しました。
- また、両大臣は頻繁に会談を重ね、協力関係を深めていることを確認し、歓迎しました。最後に、両者は、二国間関係についても意見交換を行い、二国間協力を更に発展させていくことで一致しました。