イスラエル国

令和5年12月6日

 12月6日、午後7時30分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ビンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル国首相(H.E. Mr. Benjamin NETANYAHU, Prime Minister of the State of Israel)との間で電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岸田総理大臣から、イスラエル・パレスチナ情勢に関し、ハマス等によるテロ攻撃を断固として非難する旨述べました。
  2. また、岸田総理大臣から、民間人の犠牲者が増え続けることは避けるべきであり、事態の早期沈静化、民間人の被害の最少化、及び国際人道法を含む国際法の遵守が重要である旨述べました。その上で、岸田総理大臣は、日本は「二国家解決」を支持しており、イスラエルとパレスチナが平和裏に共存できることが重要であると述べました。これに対し、ネタニヤフ首相から、ガザ地区におけるイスラエルの軍事行動に関するイスラエルの立場について説明がありました。
  3. また、ネタニヤフ首相から、紅海等で頻発している船舶に対する攻撃について懸念の表明があり、これに対し、岸田総理大臣から、攻撃が頻発していることを深く懸念している旨述べつつ、日本関係船舶の「拿捕」事案を含め、船舶の自由かつ安全な航行を阻害する行為を断固非難する旨述べました。
  4. 両首脳は、ガザ地区を含む中東情勢について引き続き緊密に意思疎通していくことで一致しました。

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