イスラエル国

令和3年8月18日
茂木外務大臣とイスラエル首相との写真撮影
茂木外務大臣とイスラエル首相との握手
茂木外務大臣とイスラエル首相との会談

 イスラエルを訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間8月18日午後4時30分(日本時間8月18日午後10時30分)から50分間、ナフタリ・ベネット首相(H.E. Mr. Naftali BENNETT, Prime Minister of the State of Israel)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣とベネット首相は、7年ぶりの再会を互いに喜び、東京オリンピック競技大会における双方の選手団の活躍を祝福しました。
  2. 双方は、来年の外交関係樹立70周年を契機とし、二国間関係を一層強化していくことを確認しました。また、貿易及び投資の自由化と円滑化を目標に、政府間で協力・対話を進めていくことで一致しました。ベネット首相からは、更なるビジネス関係の強化に対する期待感が表明されました。
  3. 茂木大臣から、中東和平問題に関して「二国家解決」を支持するとの日本の立場を説明しつつ、「平和と繁栄の回廊」構想等のパレスチナ支援や当事者間の信頼醸成の取組について、引き続きイスラエルの協力を期待したい旨述べました。これに対して、ベネット首相から、日本を含む国際社会と共に、地域の安定に向けて連携していきたい旨述べました。
  4. また、茂木大臣から、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた日本の考え方を紹介した上で、その理念が中東地域の発展にも資するものであると述べました。これに対し、ベネット首相からは、完全な賛同が得られました。また、先月のオマーン沖における商船攻撃事案に言及しつつ、海洋安全保障や航行の自由の重要性が強調されました。
  5. 双方は、中国、北朝鮮等の東アジア情勢についても意見交換を行い、茂木大臣から、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を要請したのに対し、ベネット首相から支持を得ました。

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