エジプト・アラブ共和国

日・エジプト首脳会談

令和元年8月28日

英語版 (English)

本28日,午前10時35分頃から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,TICAD7出席のため訪日中のアブドルファターハ・エルシーシ・エジプト・アラブ共和国大統領(H.E. Mr. Abdel-Fattah El-SISI, President of the Arab Republic of Egypt)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から西村康稔内閣官房副長官及び長谷川榮一内閣総理大臣補佐官,和泉洋人内閣総理大臣補佐官ほかが,エジプト側から,サーメハ・シュクリ外務大臣ほかが同席しました。

  1. 冒頭,安倍総理大臣から,「6月末のG20大阪サミットに続く訪日を歓迎する。日本は地域大国であるエジプトとの協力を重視している。」,「TICAD7の準備にあたり,エジプトのAU議長としてのリーダーシップに感謝する。エルシーシ大統領と共にTICAD7の議論を導いていきたい。」と述べ,両首脳はTICAD7の成功に向けた協力を確認しました。
  2. 安倍総理大臣から,「TICAD7の機会を捉え,日・エジプトによるアフリカ向け三角協力の強化を表明できることを歓迎する」と述べ,両首脳間で,その一環として,エジプト・日本科学技術大学(E-JUST)に,両国の協力で,今後新たに150人のアフリカからの留学生を受け入れるといった協力を進めていくことを確認しました。また,安倍総理大臣から,「既存のビジネス交流の場である日エジプト経済合同委員会に加え,今般,日エジプトビジネス投資促進委員会を立ち上げる。日本企業の投資環境改善に一層の支援をお願いしたい。」と述べました。さらに,安倍総理大臣から,「東日本大震災後の日本産食品等に対する輸入規制の早期撤廃に向け引き続き協力をお願いする。」と述べたのに対し,エルシーシ大統領から,本件については努力したい旨発言がありました。
  3. 両首脳は,今後,両国間で大エジプト博物館や日本式教育等に関する協力を含め,二国間関係の強化に向けて取り組んでいくことで一致しました。
  4. 両首脳は北朝鮮問題についても意見交換をし,エルシーシ大統領からは,日本の立場をよく理解しており,拉致問題を含めて完全な連帯を示す旨発言がありました。
[参考1]TICAD7における日・エジプト三角協力プログラムの拡充
エジプト側が日・エジプト三角協力プログラムの拡充を提案。アフリカ諸国のオーナーシップの重視という点で,アフリカ自身による開発課題解決の取組はTICADの趣旨に沿った意義の高いものであり,両国の実施機関(日本側:JICA,エジプト側:外務省傘下のエジプト開発パートナーシップ庁)で検討の上,TICAD7の機会に,協力覚書を締結し表明。

[参考2]エジプト・日本科学技術大学(E-JUST)における留学生の受入拡大
(1)エジプト日本科学技術大学(E-JUST)は,2009年に日・エジプト間で締結された協定によって設立(2010年2月に開学)。日本型の工学系大学院教育の特徴を生かした,少人数大学院・研究中心,実践的かつ国際水準の教育を提供。
(2)E-JUSTを通じ,アフリカの科学技術人材の育成に貢献するという,エジプト・アブルナガ大統領補佐官(E-JUST理事会議長)及びゴハリ学長による要請があり,アフリカ留学生受入のための奨学金制度を拡充予定であり,今後,アフリカ各国から150名規模の受入(毎年50名×3年間)予定。

[参考3]日エジプトビジネス投資促進委員会
今般,「TICAD7官民円卓会議 民間からの提言書」において,「二国間ビジネス環境改善委員会(仮称)」を創設することが提言されたことを受け,既存の「日本・エジプト経済合同委員会」とは別に,カイロにおいて,日本企業のビジネス環境を促進するための持続的な枠組みとして,「日エジプトビジネス投資促進委員会」を立ち上げることとなった。

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