エジプト・アラブ共和国
日・エジプト外相会談
令和元年8月29日
本29日午後6時20分頃から約40分間,横浜において,河野太郎外務大臣は,サーメハ・シュクリ・エジプト・アラブ共和国外務大臣(H.E. Mr. Sameh Shoukry, Minister of Foreign Affairs of the Arab Republic of Egypt)との間で日・エジプト外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,シュクリ大臣は28日から31日まで開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加するため訪日中です。
- 冒頭,河野大臣から,「シュクリ大臣を始めとするエジプト側のTICAD7の成功に向けた多大な協力に感謝する。」旨述べました。これに対し,シュクリ大臣から,今般のTICAD7が成功裡に進められていることについて日本側の対応を高く評価している旨発言があり,両外務大臣は引き続きTICAD7の成功に向けて協力していくことを確認しました。
- また,二国間関係について,両国間の貿易分野に関する議論の中で,河野大臣から,「東日本大震災後の日本産食品等に対する輸入規制の早期撤廃という結果につながるよう具体的な協力をお願いしたい。」旨述べました。これに対し,シュクリ大臣から,教育分野の協力や大エジプト博物館建設など,両国間の象徴的案件について,日本側からのこれまでの協力に謝意表明がありました。
- また,両外務大臣は,中東和平問題やシリア,リビア,イランなどの中東地域の情勢や国際場裡での協力についても意見交換を行いました。
- 本件外相会談は,6月末のG20大阪サミットに際する日・エジプト外相会談に続いて行われ,両外務大臣は打ち解けた雰囲気の中で親睦を深めました。