チリ共和国
日・チリ首脳会談
令和元年8月25日

(写真提供:内閣広報室)

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8月25日18時30分(日本時間26日1時30分)から約25分間,G7ビアリッツ・サミット出席のためフランスを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,セバスティアン・ピニェラ・チリ共和国大統領(H.E. Dr. Sebastián Piñera, President of the Republic of Chile)との間で首脳会談を行ったところ,概要以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理から,「G20大阪サミットにおける自由貿易の推進や気候変動問題等への積極的な貢献に感謝する」と述べるとともに「チリは基本的価値を共有する戦略的パートナーであり,幅広い分野で緊密に協力したい,また,本年チリが議長を務めるAPEC及びCOP25の成功に向けて協力を惜しまない,チリのリーダーシップに期待する」と述べました。
2 これに対しピニェラ大統領から,「G20大阪サミットの成功に祝意を表する,チリとして,本年議長を務めるAPEC及びCOP25の成功に向けた日本の協力に感謝したい」と述べました。
3 さらに,安倍総理から,TPP11協定について,チリにおける国内手続の早期完了を期待する旨述べたのに対し,ピニェラ大統領からは現状について説明がなされました。また,双方は,日本とチリの共通の課題である高齢化社会対策における協力や科学技術分野における協力を進展させることなど具体的な二国間協力の推進で一致しました。また,ピニェラ大統領は,自由で開かれたインド太平洋(FOIP)への支持を表明するとともに,双方は,日本と太平洋同盟の間の連携を強化していくことで一致しました。