安倍総理大臣

日・ブラジル首脳会談(概要)

平成26年8月2日

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8月1日(金曜日)午前11時35分(日本時間2日午後11時35分)から約70分間,ブラジルを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ルセーフ・ブラジル大統領(H.E.Ms. Dilma Vana Rousseff, President of the Federative Republic of Brazil)との間で日・ブラジル首脳会談を行ったところ,概要以下のとおりです。

1.冒頭発言

ルセーフ大統領からの冒頭の歓迎の辞に続いて,安倍総理からルセーフ大統領の心のこもった歓迎に感謝を述べるとともに,ワールドカップ大会運営の成功に祝意を表明しました。安倍総理は,祖父の岸信介総理大臣が半世紀余り前に日本国総理として初めてブラジルを訪問し,父の安倍晋太郎が外務大臣として1985年にブラジルを訪問した時には自分も同行しており,歴史的意義を感じると述べました。

2.二国間関係総論

両首脳は,2015年の外交関係開設120周年を契機とした両国関係の更なる強化・深化のため,記念行事を実施することを確認しました。また,安倍総理は,2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向け,スポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」を実施することを紹介しました。両首脳は,リオオリンピックの経験・知見を東京オリンピックにつなげていくことで一致しました。また,両首脳は,今回の訪問を機に戦略的グローバル・パートナーの関係を構築し,両国関係のレベルを更なる高みに引き上げ,このパートナーシップを一層強固にするために外務大臣間の定期的な対話を行うことを決定しました。

3.経済関係の強化

両首脳は,造船,インフラ整備,石油・ガス開発,医療等の分野での両国経済関係の深化と拡大について幅広く意見交換を行いました。安倍総理は,日本の造船・海運企業が提案しているロジスティックハブシステムの導入について働きかけ,ブラジルの穀物輸送改善のための両国の官民によるダイアログの立上げを提案し,ブラジルの薬事規制の効率化を求めるなど,高い技術と経験を有する日本企業のブラジルへの展開を後押ししました。ルセーフ大統領はインフラ整備やエネルギーの分野でビジネスチャンスが溢れていることを紹介し,日本企業がブラジルの幅広い分野で更なる投資を行うことへの強い期待を表明しました。

4.科学技術イノベーション及び教育

両首脳は,益々幅と厚みの増した二国間関係を強化するため,宇宙・海洋分野での協力進展,「国境なき科学」計画を通じた優秀なブラジル人留学生受入れ,ブラジルにおける日本語教育の充実,女性の活躍促進について意見交換しました。安倍総理から,人材育成を通じた協力を推進するため,今後3年間で900名程度の研修員を受け入れる意図を表明しました。

5.国際問題

両首脳は国連やG20といった国際場裡における協力について意見交換を行い,安保理改革や,気候変動における新たな国際枠組みの構築等に向けての協力を推進していくことで一致しました。

6.地域情勢

安倍総理から,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から,日本が進める安全保障政策,及び先般閣議決定した安全保障法体制の整備の方針について説明しました。また,日中関係及び北朝鮮問題情勢に関しては,安倍総理から日本の基本的立場を説明しました。ルセーフ大統領からは中南米情勢等に関して説明がありました。

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