中南米

平成27年10月8日

1 概要

 2014年6月3日~5日,パラグアイ共和国ルケ市において第44回米州機構(OAS)総会が開催されました。開会式ではインスルサOAS事務総長及びパラグアイ共和国のカルテス大統領が基調演説を行い,総会にはロイサガ・パラグアイ外相含むOAS加盟国34か国の外相等が出席しました。常任オブザーバー国である日本からは,上田在パラグアイ大使らが出席しました。

2 今次総会の主な議論

(1)今次会合は,「社会的包摂を伴う発展」を基調テーマとし,各国は社会分野での自国の取り組みとその成果を発表し,「社会的包摂を伴う発展に関するアスンシオン宣言」を採択しました。
 
(2)また今次会合においては,ベネズエラ情勢,ボリビアの「海への出口」問題,第7回米州サミットへのキューバの参加問題,フォークランド(マルビナス)諸島問題等,様々な議論が行われたほか,米州法律委員会,米州司法調査機関等のOAS関連機関の選挙が実施されました。

3 その他

 加盟国及びインスルサ事務総長とOAS常任オブザーバー国の対話セッションが開催され,我が国代表より,社会的包摂を伴う発展の分野における米州における我が国の貢献,我が国とOASとの関係強化等に関するスピーチを行いました。


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