メキシコ合衆国

令和7年8月28日
ムラット外交委員長と握手する宮路外務副大臣
宮路外務副大臣とムラット外交委員長との会談の様子

 8月27日、午前10時00分から約40分間、宮路拓馬外務副大臣は、戦略的実務者招へいにより訪日中のアレハンドロ・ムラット・イノホサ・メキシコ合衆国連邦上院外交委員長(Mr. Alejandro Murat Hinojosa, Chairman of Senate Committee on Foreign Relations of the United Mexican States)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、宮路外務副大臣から、ムラット外交委員長の訪日を歓迎し、長い外交関係を有する歴史的な友好国であるとともに、日・メキシコ経済連携協定発効から20年で進出日系企業拠点数は大幅に増加していることも踏まえ、さらに経済関係を強化したい旨言及しました。
  2. これに対し、ムラット外交委員長は、招へいへの謝意を述べた上で、広島では平和記念資料館や原爆ドームを、大阪では関西・大阪万博博覧会を視察するなど非常に印象深かった旨言及し、様々な分野において両国関係の一層の深化に向けて日本と協力していきたい旨述べました。
  3. 宮路副大臣から、日本は、国際社会が分断と対立から協調に導くには、自由、包摂性、法の支配等が重要であり、これらを共有する日本とメキシコが連携していくことが重要であると言及し、ムラット外交委員長より賛同を得ました。両者は、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢についても意見交換を行い、こうした国際社会の諸課題に連携して取り組んでいくことを確認しました。

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