メキシコ合衆国
日・メキシコ外相会談



8月17日13時00分(現地時間)から約90分間,メキシコを訪問中の河野太郎外務大臣は,メキシコ外務省において,カルロス・デ・イカサ・ゴンザレス・メキシコ合衆国外務大臣代行(H.E. Dr. Carlos de Icaza González, Acting Secretary of Foreign Affairs of the United Mexican States)と,外相会談(昼食会)を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣から,冒頭,7月の豪雨災害に対し,メキシコからお見舞いと支援の提案をいただいたことに感謝を述べました。また,先方より,本年5月に続く河野大臣の訪問に感謝し,歓迎する旨述べました。
2 河野大臣から,二国間関係の進展状況について意見交換した上で,二国間関係がこれまでになく緊密になっていることにつきメキシコ側の協力に謝意を表しつつ,メキシコ次期政権ともこの関係を円滑な形で維持・強化したい旨述べました。
先方から,近年のハイレベルの要人往来により,両国の関係はますます強化されているとし,この重要な二国間関係が次期政権においても更に維持・発展されるべきである旨述べるところがありました。
3 TPP11協定については,国内手続を終えた両国が,引き続き早期発効および拡大に向け連携していくことで一致しました。また,河野大臣から,NAFTA(PDF)
再交渉について,進出日本企業の利益に配慮していくとのメキシコの立場に改めて謝意を表するとともに,メキシコ政府に引き続きの協力を要請しました。
これに対し,先方から,NAFTA再交渉については,日本企業のメキシコへの投資に影響が出ないよう引き続き努めていく旨発言がありました。
4 このほか,双方は,北朝鮮問題やメキシコが加盟する太平洋同盟との今後の関係強化などについて緊密に協力していくことで一致し,また軍縮等の国際場裏における協力についても意見交換を行いました。
5 会談の終わりに,用務で出張中のビデガライ外務大臣から電話があり,今後も両国関係の発展のため緊密に連携していく旨確認しました。