メキシコ合衆国

スペイン語・メキシコ文化コース 募集要項

令和5年7月26日

1 目的

 日墨両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に貢献できる人材の育成を目指し、メキシコにおいて研究・研鑽を積む機会を提供するものである。なお、本研修計画は、1971年に発足した両国政府による研修生・留学生の交流プログラムであった「日墨交流計画」を基に両国の戦略的グローバル・パートナーシップをより一層強化する観点から2010年にコース内容の変更を行ったもの。

2 募集人数

 専門コースと合わせて計20名程度 (予定)

3 コース概要

  • (1)派遣予定期間:2023年10月中旬から2024年7月下旬
  • (2)特定分野について専門性を有する者(大学生、大学院生、実務家、研究者等)が、自らの研究活動、実務に役立てる観点から、メキシコ国立自治大学(UNAM)の外国人のためのスペイン語コース(CEPE)にてスペイン語の習得を中心とした研修を行う。メキシコにおけるスペイン語能力判定試験において、一定の成績を修める者(注1)については、年度の後半は、メキシコ国家人文科学技術審議会(CONAHCYT)に事前の申請を行い、許可が出れば、大学等にて専門分野の授業の履修やインターン等を行うことができる。

(注1)メキシコ国立自治大学(UNAM)外国人のためのスペイン語コース(CEPE)
中級(Intermedio 2)修了レベル以上

  • (3)渡航までに基礎的スペイン語を習得することが求められる。
  • (4)研修生はメキシコ到着後、在メキシコ日本国大使館及びCONAHCYTによるオリエンテーション受講予定。
  • (5)研修生はメキシコ到着後、CONAHCYTに対し、奨学制度の開始手続き、奨学金の申請、メキシコで開設する銀行口座の登録等を実施予定。
  • (6)研修期間中、全ての研修生は、CONAHCYTに対し、定期的(3か月毎)に研修活動報告書を提出し、各受講コースにおいて良好な成績を修めることが求められる。各研修生がメキシコで所属する教育機関の規則を遵守しない場合は、CONAHCYTの決定により奨学金の停止もあり得るので注意すること。
  • (7)CEPEではスペイン語の授業の他に履修したメキシコ文化の授業やその他の授業・ワークショップについては然るべく出席し、最後まで全うすることが求められる。
  • (8)研修に関する詳細(奨学生の義務など)については、CONAHCYT奨学金規則(スペイン語)別ウィンドウで開く及び「誓約書」(スペイン語/仮訳)を参照すること。

4 インターンシップ制度

 上記コースの受講者のうち、下記の条件を満たす希望者は、メキシコの公的機関、研究機関及び企業等において、一定期間(1か月から6か月程度)のインターンシップの実施を認められる。

  • (1)一定のスペイン語力(注1)を有すること
  • (2)インターン先での明確な研修計画を有していること
  • (3)受入機関からの受入証明書を自ら取得すること
  • (4)上記(1)から(3)までの条件を満たした上で、CONAHCYTの許可を得ること。なお、インターンシップを行う場合であっても、受入れ団体から給与等の手当を受け取ってはならない。

5 メキシコ政府による給付内容(注2)

  • (1)滞在費:毎月、月額14,191.65ペソを支給。
  • (2)医療保険:メキシコ政府(公務員保険・社会サービス庁:ISSSTE)が原則として負担。(ただし、適用はISSSTE病院のみ。私立病院での診療を受ける場合は、別途海外旅行保険への加入を推奨。)
  • (3)入学金・授業料:メキシコ政府は入学金・授業料を支給。追加費用(教材費等)は自己負担。ただし、対象となるコースは本奨学制度に合致し、CONAHCYTが許可したコースのみ、かつ、8,000ペソ/学期を上限金額とする(オンラインのコースは対象とはならない。)
  • (4)渡航費:東京-メキシコシティ間の往復航空券を支給。他方、航空券の決定はCONAHCYTが行い、購入時は各研修生の立替払いとなる点に注意。研修生はメキシコ到着後、CONAHCYTに対し、同機関の指示に基づき請求手続きを行う。CONAHCYTは、同手続きが完了した翌月に、各研修生がメキシコで開設する銀行口座に振り込みを行う。
  • (5)住居の選定:留学生自身が行う。メキシコ人の家庭でのホームステイ、または、メキシコ人とアパートシェアが推奨される。家賃は支給される滞在費から支払う。

(注2)支給額他、待遇については毎年メキシコ政府による見直しの上改訂される。

6 応募資格(注3)

  • (1)日本国籍を有する者
  • (2)心身ともに健康な者
  • (3)4年制大学又は大学院の在学者(渡航時に大学3年生以上であること)、卒業者、または学位取得者に準じた資格、十分な職務経験を有する者。
  • (4)メキシコに単身で渡航できる者
  • (5)応募の時点でメキシコ国外に居住する者が望ましい

(注3)過去に本研修計画(日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画 長期コース(旧称:日墨交流計画))に参加した者は、団体推薦枠または一般公募枠での参加の如何を問わず応募できない。

7 応募方法

(1)出願書類:
別記「出願書類一覧」参照
(2)出願書類提出先:
外務省 中南米局中米カリブ課メキシコ班宛
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:03-3580-3311(内線 2494)
(3)出書類提出方法:
封筒に「第50期日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」と朱書のうえ、簡易書留または宅配便で送付。(持ち込み不可)
(4)出願書類提出期限:
2023年8月10日(木曜日)必着
【参考】

8 選考

  • (1)第一次選考(書類審査)
    結果は8月中旬を目処に、二次選考の詳細と併せて外務省中南米局中米カリブ課から本人宛にメールにて通知する。
  • (2)第二次選考
    面接試験(人物評価及びスペイン語の会話能力評価)
    日時:8月21日(月曜日)・8月23日(水曜日)のうち、どちらか1日
    場所:東京
    結果は2023年8月下旬を目途に、外務省中南米局中米カリブ課から本人宛にメールにて通知する。
  • (3)最終決定
    国内選考に合格した者は、正式な候補者としてCONAHCYTに推薦される。
    最終決定はCONAHCYTが行い、結果は2023年9月中を目途に、外務省中南米局中米カリブ課から本人宛に通知する。

9 渡航前説明会

 メキシコへの渡航1か月前を目途に、事前説明会を開催する予定であり、合格した研修生は必ず参加することが求められる。

10 留意事項

  • (1)本研修計画は、奨学生の自主的な参加が求められており、CONAHCYTや在メキシコ日本国大使館はあくまでも側面的な支援を行う点を十分理解し、明確な目的意識を持って主体的に参加する必要がある。
  • (2)本募集要項に記載されている諸要件(受入機関、派遣期間、待遇等)について、今後変更もあり得る。
  • (3)本研修計画では、地方自治体・公共団体等を通じた募集も行っているが、併願は不可。(専門コースとの併願も不可)
  • (4)不可抗力かつ在メキシコ日本国大使館が事前承認した場合を除き、研修期間中の日本への帰国及びメキシコ国外への渡航は原則として認められない。
  • (5)安全で有意義な留学のため、本研修計画に応募する者は、各自で必ず事前に留学先の治安状況等の安全情報をはじめとする留学に関する情報収集すること。なお、情報収集にあたっては、公的な留学情報機関である「日本学生支援機構」のウェブサイトや海外でのトラブル防止に役立つ世界各国の治安情勢や滞在中の留意点などの安全情報を提供している外務省の「海外安全ホームページ」を活用すること。また、渡航前であっても「海外安全ホームページ」から「たびレジ」を登録することにより、現地の情報を受け取ることも可能。
  • (6)月額滞在費を超える範囲でのメキシコにおける諸雑費(国際通話料、国内旅行費など)、渡航前説明会参加に必要な交通費、在日メキシコ大使館におけるメキシコ査証申請・取得及び渡航当日の成田空港までの交通費、民間の海外旅行保険の契約に係る費用等、本研修計画におけるメキシコ政府による給付に含まれない費用(上記5に明記されていない費用)については自己負担となる。
  • (7)研修終了後、全ての研修参加者は外務省中南米局中米カリブ課への研修報告書の提出が義務づけられる。
  • (8)本研修計画に関する問い合わせ(応募資格等に関する問い合わせを含む)は外務省中南米局中米カリブ課(担当:メキシコ班 電話:03-3580-3311 内線2494、e-mail: nichiboku@mofa.go.jp)に対して行うこと。
【参考】

11 個人情報保護条項

日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画における個人情報の取り扱い

  • 日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画の選考・参加の過程で取得した個人情報は、外務省が個人情報の保護に関する法律に基づき適切に取り扱います。個人情報の利用目的は下記のとおりです。
  • 日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画の選考や渡航に必要な手続き等を実施すること、また同計画実施に必要な範囲内で、研修生の受け入れ機関であるメキシコ政府に応募書類、パスポート情報等を提出します。
  • その他本研修計画に関連する手続きにおいて、日本及びメキシコ政府等の公的機関、国際機関、研修先の大学や関係機関等と協力するために、外務省またはメキシコ政府を通じて必要最小限度内の個人情報を提供する可能性があります。
  • 以下業務のためにメキシコ又は研修生が研修計画参加期間中に滞在・通過する国の政府又は国際機関、公的機関、医療・福祉施設、航空会社等の民間機関若しくは本人の親族等に提供する可能性があります。
    -邦人保護(事件・事故・自然災害に巻き込まれる等した邦人やその家族の支援)等領事業務遂行のため。
  • 提供された個人情報を抽出・集計して特定の個人を識別することができないようにした統計データを作成することがあり、当該統計データについて、何ら制約なく利用することができるものとします。
  • 本人の依頼、承諾があった場合、第三者へ必要最小限度内の個人情報を提供する可能性があります。
  • 応募書類をご提出いただくことで、上記の個人情報利用目的に同意したこととみなします。

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